2007-02-03 [長年日記]

_ [Music] オルゴールミュージアム ホール・オブ・ホールズ六甲

神戸に帰ってきてからあまり車に乗っていないので、六甲山牧場に行こう〜と家を出たものの、丁字が辻で気が変わって右折してオルゴールミュージアムに行きました。

オルゴール以外にも、自動演奏楽器全般が置いてあって、しかも一時間ごとにいくつかを実演してくれました。 さらには古いレコードプレーヤでのSPレコードの再生もあって、結局2〜3時間くらいいました。

オルゴールとレコードプレーヤって、今までまったく別物だと思っていましたが、家で音楽を聞きたい!という欲求に対する、それぞれの時代なりの必死の解なんですね。 レコードの方が再生できる音楽の種類が膨大だし、扱いも楽だし、自動演奏楽器がすたれていったのは分かりますが、それでもアコースティックな楽器そのものが目の前で音を出すというのは、レコードにはない独特の雰囲気でした。

自動演奏楽器の中ではひときわ異彩を放っていたのが、バイオリンを演奏するものです。 弓は棒ではなく円状になってぐるぐる回っていて、その中にバイオリンが3本(奥にもう1本あるのかな)あって、それぞれ一本ずつの弦を担当し、音程を決めるボタンっぽいものが動きながら、バイオリンそのものが傾いて円状の弓(というのか?)に触れて音が出る、というすごい仕組みでした。 肝心の音はというと... いやぁボウイングって大事なんだというのがよくわかりました。

でも、どの自動演奏楽器にも、その時代で使えるあらゆる技術を使ってとにかく自動演奏させるんだ!という、作り手の執念を感じることができました。

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