第5回が去年の8/19なので、実に5ヶ月ぶりのRails勉強会です。 いちおう、Ruby関西ではRuby勉強会とRails勉強会をかわりばんこにやるつもりだったのですが、会場の都合があったり、関西オープンソースへの参加があったりで、Rails勉強会をなかなか開催できないでいました。 いざ久しぶりに開催してみると、Ruby勉強会と共通する参加者も多いのですが、やはり微妙に参加者層が異なり、やっぱりRails勉強会のニーズも大きいんだなぁと感じました。
今回の会場は、三宮の神戸電子専門学校です。 なんと無料で会場を提供してくださいました。 どうもありがとうございます!
去年に、私があゆさんといっしょに二回「Rails初心者レッスン」をやった時は、特にシリーズ化するとかしないとか考えていませんでしたが、どうやらなんきさんがばっちり引き継いでくれたみたい?
今回のレッスンでは、参加者の人に実際に手を動かしてもらいながら、コントローラやビューのファイルを書き換えて、それによってどう挙動が変化するかを体験しました。
IBMのDB2と、DB2 on Rails(とREXML)を使って、RailsでXMLデータベースを使うというお話でした。
create_table :cocktails do |t| t.column "recipe", :xml ... end
テーブル定義は事実上これだけ。すげー。
で、モデル操作はActiveRecordのfind_by_sqlメソッドにXQuery文を渡す、という感じでした。
DB2はRDBとXMLの両方を処理できるハイブリッドデータベースなのでいいよ、というのと、XMLと実際のモデルとの変換をREXMLでするかDB2でするかが検討事項、というのがまとめでした。
ActiveRecordのおかげでRDBMSを楽に使える(というか楽に使えそうと思わせる)のがRailsの大きな特徴ですが、もし、Zopeにオブジェクトデータベース(ZODB)がついてくるように、Railsが最初からXMLデータベースとかオブジェクトデータベースとかを同梱していたら、今頃どれくらい世の中は違ったのかなぁとか思いました。
http://www.fdiary.net/dev/sns/ で開発を進めているRubyist SNSを題材に、Railsのアプリケーション開発のいろんな話題とか、複数の開発者のチームでオープンソースを開発する様子とかのお話をしました。 発表資料も勉強会のサイトに置いておきました。
まだ全然機能が実装できていないのですが、「Railsのいろんな機能のシンプルな利用例としてのオープンソースソフトウェア」になれればいいなと思っていますので、ぜひみなさんもメーリングリストに参加してみてください。
それはそれとして、20分の発表時間に入りきるわけがないボリュームの資料を作ってしまって、案の定5分くらい?オーバーしてしまいました。ごめんなさい。
HTML出力エスケープ洩れを防ぐためのプラグインの話や、CSSおよびJavascript内での画像リンクをどうするかという話や、RailsでのBDD(振舞駆動開発)の話や、とっても大事なデプロイの話まで、いろんな話題たくさんのプレゼンでした。
今回の勉強会では、関東からスペシャルゲストの西和則さん(くまくまー aka 舞波)をお招きしました。えーと、舞波乙!
あるテーブルに関連する情報を管理する際に、外部キーをカラムに追加するか、関連テーブルを作ってそのプライマリキーを追加するか、今は前者の人も、プレゼンおわるころには後者な気分になってるよね、というお話でした。 そして、私もそんな気分になりました。
遠路はるばる来てくださってありがとうございました。