2002-05-11 [長年日記]

_1 お酒

Beaune 1er Cru, Leroy, 1972

_2 誕生日記念と母の日記念

今日は婚約者の妹の誕生日でした。で、次の日は母の日です。 というわけで、私たち二人と、彼女の妹、彼女のお母さんの四人でお出かけしました。 行き先は、イングリット・フジ子・ヘミングさんのピアノリサイタルです。

ホールについてみると... やっぱりいました。大声のあやしい日本語でフジ子さんグッズを売っているフジ子さんの弟さんです。 「フジ子」の弟ですからもちろん「フジ雄」、←嘘、「ウルフ」さんです。 しかも、演奏が始まったらホールのすみっこの方で立って演奏を聞いているのがかわいい。

でも、演奏はちょっとムラがありすぎでした。うーん、ちょっと残念。

_3 誕生日ディナー

彼女の妹とお母さんとはホールで別れて、しばらくお買い物をした後、今度は私の母と三人で食事をしました。 場所はいつものカランドリエです。 以前に買っておいた私の生まれ年ワイン、「Beaune 1er Cru, Leroy, 1972」をあらかじめ預けておいたので、それをいただきました。

そもそも 1972 年のワインはあまり市場で見かけません。 30 年も前だからというよりは、ブルゴーニュもボルドーも良作年でなかったからで、そういう意味で私もあまり期待をしていなかったのです。 しかしいざ味わってみると、(一番怖れていた) 酸味もほとんどなく、また香りも強烈ではないながらもとても複雑です。 お店の方も*1、72 年のブルゴーニュがこんなにおいしく飲めるのはとても幸運です、みたいなことをおっしゃいました。

なんというか、これが私の生きてきた 30 年だと思うと感慨深く、とてもすばらしい体験でした。

*1 例によってお店の方の分を少し残しました

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