えっと、pudding-log 略して plog だそうです。プリン好きのわたしとしてはなかなかそそられる Wiki です。そのうち私も何か書いてみようっと。
ここ数日の Matz 日記を読んでいて、とても気の毒に感じています。
現状では、片手間で面倒見切れなくなったプロジェクトを抱える開発者のキャリアパス(っていうんだろうか)がない。結局は、進化のスピードをゆるめるか、プロジェクトをあきらめるか、誰か熱心な協力者が現れる幸運を祈るかぐらいだろう。
私は運がよかった。1997 年、ちょうどRubyが片手間では面倒見切れなくなる直前に今の会社に拾ってもらえたので。スポンサーの登場により、私は Ruby の開発にほぼ専念できた。
しかし、今の日本にそんな幸運な開発者が何人いるだろうか。今の日本に積極的にフリーソフトウェア開発者を(フリーソフトウェアを開発するために)雇用する企業が何社あるだろうか。
まつもとさんが「運がよかった」ことは、他の多くの人にとっても「運がよかった」ことだと思いますが、実は私もそれなりに恵まれているのかもしれません。
私が普段使っている Linux 環境は、CPU や HDD などの大半は借り物や頂き物で、自分で払っているのは、こまごました周辺機器の類いや、電気代・通信費などのインフラが主です。それに、私が手がけたプロジェクトに、最近の例ではももんが家計簿におけるたかくさんのような、「熱心な協力者」が現れる幸運が何度となくありました。
そんな幸運に比べて、私がやっていることがまだまだ小さくてごめんなさい、な気持ちなのです。