まず、sourceforge.jp に電子書体開発用のプロジェクトを作りました。場繋ぎのための東風フォント代替フォントは、おそらくそこでの配布になる予定です。
また、電子書体開発用のメイリングリストを作りました。電子書体の共同開発のフレームワークなどに関する議論は、そちらでやっていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
取り急ぎリリースしました。
という内容です。
ダウンロードはhttp://sourceforge.jp/projects/efont/files/からどうぞ。
efont-serif を最後にアップデートしてからもう 3 年以上も経ってしまいました。その間、いろんなことに興味が移りまくったという理由もあるのですが、それ以上に、仕事が忙しいからという言い訳を自分に対してしていたのだと思います。
しかし、日々のデザイン業務は、いわば「形而下」のデザインであって、それはそれで大変なことだし大切なことなのだけれど、(少なくとも私にとっては) それだけじゃだめなのですよね。やはり、「形而上」のデザインというものに対する視座を自分なりに持ち続けないといけないし、それは私にとっては文字なんだなぁ、と、今回の件をきっかけに改めて思い直した気がします。
そういうわけで、今夜はひたすら目と手のトレーニングがてらに明朝体の練習をしています。最初は興味がなさそうだったゆうなも、気づいたらいっしょに書いていました。二人であれこれ話しながら書いていたら、それなりに書こうとする字の雰囲気が似てくるのが面白い。
ちなみにどんな感じでやったかというと、A4 の紙を横向きに、32mm 四方の 1mm 方眼を横に 8 文字、縦に 5 行ならべて (行間 8mm)、とある組見本文を、漢字の部分は空白にして仮名だけ東風明朝で組んで印刷して、そこに漢字を書いていきました。こうやって拡大して見てみると、東風明朝の仮名はとても素晴らしい。必然的に、書こうとする漢字もふところのやや狭いものになるし、仮想ボディもやや小ぶりに設定しました。でもそうなると仮名ももう少しだけ小さくした方がいいのかもしれない。そのあたりはまた追々考えていくことにしようっと。
というわけで今夜書いた漢字は、「洋酒誰最初思的和製英国式表示手本」でした。わかる人にはこれでどの組見本文かわかるでしょうね。:)
[追記] その後さらに「存在語記一般米単時代性現」を書いたところで朝を向かえてしまいました...
電子書体開発の場-メイリングリストのリンク
誤:http://kazuhiko.tdiary.net/?mailinglist
正:http://wiki.fdiary.net/font/?mailinglist
ふふふ。お礼詣りですよ。
あらら。ご指摘ありがとうございました。:)