2004-03-08 [長年日記]

_1 [OSS] 優れたオープンソース開発者を雇うには

japan.linux.com より。読みながら、自分の能力や経験を今一度見直しております。

_2 [Dharma] 開発者の旬

そして、この「優れたオープンソース開発者を雇うには」を読みながら、私はこれからも開発者として成長できるのだろうか、と不安になってきました。

今の職場は十分すぎるほど忙しく、開発者としての自分は、成長どころか現状維持が精いっぱいです。去年のまつもとゆきひろさんの講演の中で、「オープンソースで食って行ける人がもっと登場する必要がある」と言われた時、強い情熱が自分の中に湧いて来たのを今でも覚えています。

そして今日、まつもとさんの日記を読み返していて、「オープンソースエンジニアへの道」という記事が目に止まりました。

まず、最近しばしば「まつもとさんだから」とかいうニュアンスの発言を耳にするのだが、なんか「お前は特別」と言われているように感じるのだが、実際には私はあんまり特別ではない。

より正確な言い方をするならば、「私の現在のポジション」は特別だが、私というエンジニアはそれほど特別ではない。技術力という観点からみれば、どちらかというと凡庸な部類だろう。

違いがあるとするならば、フリーソフトウェアの開発にかけてきた時間と熱意と、それから若干の幸運だろう。

それが「何か」である。オープンソースエンジニアになるために必要な「何か」は、口をあけて待っていることではなく、そのために一歩踏み出すことではないかと。

そして、今、一歩踏み出さなければ、私の開発者としての将来はないのではないか、そう思ったのでした。

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