実はけっこう行きたかった Ruby Conference 2004 の報告を Jamis さんの blog [その 1] [その 2] [その 3] で拝見しました。
で、その中で Ruby on Rails の紹介がありました。最近海外で話題になっているウェブアプリケーションフレームワークですね。サイトにあるデモンストレーションのムービーとかがよくできていて、「おおっ!」と思うこと必至です。
しかし、ちょっと前にウェブアプリケーションフレームワークをいろいろ試しまくっていて、結局一番気に入ったのは CGIKit でした。「テンプレート+ロジック+両者を結ぶバインディング」のセットをコンポーネントと呼び、コンポーネント単体で一つのページになったり、コンポーネントの中に別のコンポーネントをネストしたりできるというのが、とてもそそられました。
Ruby on Rails もけっこうよかったのですが、
あたりがちょっとひっかかったのでした。ruby-talk ML にも rubyonrails and cgikit comparison という長大なスレッドがありますので、興味のあるかたはご覧ください。CGIKit によく似た SWS の作者の方が CGIKit を擁護していたりして興味深い。
CGIKit は、Apple の WebObjects からかなり影響をうけているので、WebObjects を使いなれた人ならさらに美味しいのでしょう。残念ながら私はそうではありませんので、純粋に CGIKit だけを評価して「もうちょっとこうだったら嬉しいなぁ」とかはありますが、そのへんを突き進んじゃうと、また別のフレームワークを作って... とかになってしまうのでしょうね。
今のところ、CGIKit は Ruby 界であまり有名じゃなさそうなので、もうちょっとユーザが増えていろんなノウハウが共有されるといいなあと思っています。
ちなみに、Momonga Linux Errata 表示システム は CGIKit で動いています。「一覧表示」「詳細表示」「共通のヘッダとフッタ」という三つのコンポーネントからなる小さなシステムですが、けっこうすぐに作れましたよ。
これから Ruby Conference フィーバーでますます Ruby on Rails が注目されるでしょうから、それに対抗して CGIKit をささやかに紹介する試みでした。:)
mixiで、MoonWolfさんに教えていただいたRailsについて調べていたところ、…