よく考えると、「何らかのフォーマット→ Parser → HTMLFormatter」という過程の中で、Parser の出力の段階ではプラグインの展開をしていないので、その時点ならばどんなプラグインを使っていようと問題なくキャッシュできることに気づきました。当然、元のテキストが長いほど効果を発揮し、デフォルトの FrontPage で 6% アップ、TextFormattingRules で 40% アップしました。
というわけで、v0_6 ブランチと HEAD で比較するとこんな感じです。
Hiki のバージョン | v0_6 (cgi) | HEAD (cgi) | HEAD (mod_ruby) |
1 秒あたりのリクエスト | 2.47 | 3.19 | 8.45 |
v0_6 との速度比 | 1.00 | 1.29 | 3.42 |
Hiki のバージョン | v0_6 (cgi) | HEAD (cgi) | HEAD (mod_ruby) |
1 秒あたりのリクエスト | 1.87 | 2.72 | 6.63 |
v0_6 との速度比 | 1.00 | 1.45 | 3.55 |
素の CGI でもこれくらい速くなったら、レンタルサーバで使っている人もけっこう嬉しいんじゃないかな。