2005-12-04 [長年日記]

_ Love いろんな立場の私

先日の Ruby 勉強会@関西に一緒に行った豪さんが、私といっしょにゆうなの実家に行ったときの様子について、こんなことを日記に書いていました

家と事務所を拝見しましたがとてもかっこいいお家でした。アットホームな家族でご家族の人柄から素敵な家族だなぁと思いました。あとかずひこさんのお兄さんっぷりが見れて会社とは違い一面を見て楽しんだりしてました。

で、これを見ながらゆうなに、「そんなに違うかなぁ。むしろそのまんま一緒だと思うけどなぁ」と言ったら、ゆうなもそうだよねと言っていました。

というわけで、会社の外での私を知っている人は、仕事をしている時の私も(エラい人と喧嘩している時を除けば)だいたいあんな感じですので、安心してください。(何を?

河井寛次郎さんは「暮しが仕事 仕事が暮し」と言っていますが、仕事一筋人間かどうかとかじゃなく、仕事も暮しもその人なりに誠実にやろうとすると、自然と同じように行動するんじゃないかなぁとか思います。

あー、そういえばかつて二つの立場の自分で悩んだことがありました。

ゆうなとつきあって数箇月後のことですが、「いい人を探している」という東京のある会社にゆうなが紹介されて面接に行って、その部署の偉い人も一緒に働くことになるであろう人たちもとてもいい感じだった、というのです。 ゆうなと一緒にいたい人としての私は当然「東京に行っちゃうのはイヤ〜」ですが、一方ゆうなの友人としての私は「いい環境でいい仕事をできればゆうなにとってよいことだろう」と考えていて、どういう態度を自分は取るのがいいのか悩んでいました。

結局、話を詳しく聞いていくと、その会社は「女性は契約社員として雇用する」という方針だということがわかりました。 担当の方は、ゆうな(だけ)は正社員として雇用できないかかけあってみると言ったそうですが、ゆうなの友人としての私は「ゆうながどう扱われるかじゃなく、そんな方針で平気な会社のトップは信用できないから、いつかきっと理不尽な苦労をすることになるのでやめた方がいいと思う」とゆうなに話しました。 もちろん、ゆうなと一緒にいたい人としての私が「両方の立場で結論が一緒になってラッキー!」と喜んだのは言うまでもありません。

あの時もし結論が一致しなかったら、ゆうなと一緒にいたい人としての私だけで行動していたかも知れませんが、それはもちろんわがままなことでしょう。 かといって二つの立場の私の考えをそのまま両方伝えても、それは自分の悩みをゆうなに丸なげしているだけで、やはり同じくらいわがままなことだったでしょう。 そのどちらのわがままにもならずにすんだのが本当にラッキーでした。

いつかまた、何か二つの立場で悩む日が来るかもしれませんが、その時にそれぞれの立場の「私」ではなく、それぞれの立場の「相手」に対して誠実でありたいものです。

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_ yoosaki (2005-12-05 12:32)

もうすぐ家庭内でも夫としての立場と父親としての立場の二つの立場が出来てしまいますね。
これ両立させるの意外と大変です。ついつい夫としての立場を軽視しがちになってしまいます。(自分の場合^^;)
かずひこさんなら大丈夫だと思いますが、奥様を大切に想う今のお気持ちを大切になさってくださいね。

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