先日、東京で行われたDevelopers Summit 2008で、CodeGear Presents「David Intersimoneと日本のRubyのコミュニティが、オープンソースの現在と未来について語る会」と題したイベントがありました。
いくら前田さんがいても、このメンバーで「オープンソースの現在と未来について語る」って本当?って、遠くフランスで疑問に思っていました。
私は参加していないので、思いっきり外しているかもしれませんが、参加された方のブログなどを読んだ限りでは、やっぱり「Rubyの現在とちょっと先」しか話題にあがらなかったように感じました。 とても残念。
決して、オープンソースソフトウェアを書くことだけがオープンソースへのコミットだと言いたいわけではありませんが、本当に「オープンソースの現在と未来について語る」のであれば、もうちょっと違った人選がありえたんじゃないかと思います。 でも残念ながらそうはならなかったのは、こういうメンバーでないと、客が集まらないとか、場が盛り上がらないとか、そんな風に思われていたからなのでしょうか。
私自身も、日本でプレゼンしていた頃は、コミュニティのノリや楽しさを伝えてばっかりで、オープンソースそのものはあまりアピールしていなかったのですが、本当に語るべき大切なことを語りかけなかったことを今はとても反省しています。
さて、今週末はブリュッセルでFOSDEM (Free and Open Source Software Developers' European Meeting) 2008が行われます。 私がいままでに参加したイベントとは比較にならない規模の、自由ソフトウェア・オープンソースの大イベントです。 さまざまな自由ソフトウェアの開発者の人たちに会えるのを楽しみにしています。
懸念されている通り、オープンソースの話はしてません。Rubyの話をしてました。
> かくたにさん <br>デブサミかつスポンサーの冠セッションという場を考えれば、違った選択肢がありえたのは人選ではなくタイトルの方でしょうね。 <br>でもそうはならなかったのは、こういうタイトルでないと、客が集まらないとか、場が盛り上がらないとか、そんな風に思われていたからなのでしょうか。。。
「オープンソース」にそんなに集客効果があるのでしょうか? <br># いや、とてもそうは思えない。
> kouさん <br>場とメンバーによっては、というかそれが本気のものであれば、日本でも集客効果があると思いますが...
オープンソース(の特に未来)を語るのに、商業的な利害関係を超えられないなんて少し残念ですね。
> みとむさん <br>オープンソースを推進する側同士であれば、お互いの至近距離での利害関係で対立するよりも、協調してオープンソースの市場を広げる方が、商業的にも有利に働くと私は考えています。 <br>↑これを「オープンソース」ではなく「Ruby」に置きかえたのが今回のイベントで、Rubyという視点では利害関係を越えられていたのだと思いますが、だったら「Rubyの現在と未来を語る」というタイトルの方が参加者にとって正直でしょう。 <br>「正直は割に合う」ですよね?>かくたにさん :)