大阪の国立国際美術館で開かれている、モディリアーニ展2008に行きました。 以前Yuyaくんといっしょに大山崎山荘美術館に行ったときに、「少女の肖像(ユゲット)」という作品を初めて見てとても感動したのですが、今回の展覧会のチラシの全面にその作品が大きく印刷されていました。 これはもう絶対行くしかないでしょう!というわけで、日本滞在の最後に見に行きました。
今回の展覧会は、彼が自身のスタイルを作り上げていく過程が見えるように構成されていて、例えば「カリアティド(女性柱像)」と題した一連の作品を見ると、原始美術に大きな影響を受けながらも、独自の世界の芽吹きがはっきりと見てとることができました。
さて、私が見た大阪では白い壁に絵が展示されていたのですが、先日テレビのフランス語会話で紹介されていたのを見た感じでは、東京会場では展示室の壁が濃い色で、より絵が映えているように感じました。 それもあってか、お目当てであった「少女の肖像(ユゲット)」を見たときの印象は、以前に大山崎で見たときのほどの感激はなかったのですが、思い出が美化されすぎていただけかも知れません。
他にもたくさんの素晴らしい作品に出会うことができましたが、展覧会を通じての私の率直な感想は、「モディリアーニに私の肖像画を描いてほしかったなぁ」です(←何だそれ)。
何はともあれ、モディリアーニに興味がある方は、ぜひ行ってみてください。
妻ジャンヌの絵も好きです