2010-06-05 [長年日記]

_ [France] Lesbian & Gay Pride Lille 2010に行ってきました / Nous sommes allés à la Lesbian & Gay Pride Lille 2010

パレードの山車 テーマカラーはレインボー テーマカラーはレインボー

今日は、Lesbian & Gay Pride Lilleに行ってきました。 家を出発すると、「誇りの行進 Marche des Fiertés」と題したパレードがちょうど近くを通っていたので、それを追いかけながら、イベント会場のRépublique広場を目指しました。 パレードそのものもすごい人数でしたが、沿道で追いかけていく人も多数いて、ものすごい熱気でした。 また、沿道のカフェで働いている人や、そこのお客さんたちも、興味深そうに眺めていました。

イベント会場では、テーマカラーであるレインボーカラーのグッズを売っているブースだけでなく、人権団体のAmnesty Internationalのブースがあったり、酒やタバコの依存症からの脱出を支える団体のブースなどもありました。 みやきち日記「オハイオ州、LGBTの若者の喫煙予防プロジェクトに着手」によると、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の若者の喫煙率は、非LGBTの若者より60パーセントも高いそうですが、彼ら、彼女らが重大な人権上の困難に直面したり、その結果として依存症になってしまったり、という残念な現実を感じずにはいられません。

La transpobie tue トランスジェンダー嫌いは人を殺す

この写真は、会場で配られていたステッカーの一つで、「La transpobie tue トランスジェンダー嫌いは人を殺す」というメッセージです。 この白黒の無骨なデザインは、フランスのタバコの外装に義務付けられている「Fumer tue 喫煙は人を殺す」というメッセージのデザインのパロディで、他にも「La lesbophobie tue レズ嫌いは人を殺す」「L'homophobie tue ホモ嫌いは人を殺す」「L'homophobie peut entraîner des suicides chez les ados ホモ嫌いは若者の自殺を引き起こしうる」「L'homophobie nuit gravement à votre entourage ホモ嫌いはあなたの周囲の人をひどく害する」といったステッカーがありました。

私たち自身、フランスで生活する外国人移民というマイノリティですが、性的マイノリティの人たちに対して「私たちはあなたたちとともにいます」と少しでも伝えたくて、今回のイベントに家族で参加したのでした。

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