今日は、cinéma l'universで子供向けの映画をやっていました。 数日前にそれを知ったゆうなは、子供Hの学校の友達も誘おうと、頑張って何人かのお母さんにフランス語でメールを書き、さらには学校でも口説き、そんな甲斐もあって、子供Hの親友Lくんがもうすぐ2歳の弟と一緒にお父さんに連れられてやってきました。
私の席は、そのLくんの隣だったのですが、映画の中で、男の子がおもちゃの車をめちゃめちゃに壊しているシーンになったときに、彼が「あんなことしちゃダメなんだよ!」とものすごく険しい顔つきで私に話しかけてきました。
で、その表現というのは、"Il n'a pas le droit de faire ça!" 直訳すれば「彼にはそんなことをする権利は無いんだ!」という表現です。
酒井駒子さんの絵本「ぼく おかあさんのこと…」のフランス語版、"Moi, ma Maman..."は、子供Hの愛読書の一つですが、その中にも「お母さんはずっとテレビドラマばっかり見てるのに、僕はアニメを見ることができないんだ」みたいな部分で、同じく "je n'ai pas le droit de voir des dessins animés."(僕にはアニメを見る権利は無いんだ)という表現があります。
こういう、子供のしていいこと、していけないことの表現にも、「権利がある」という表現を使うのが面白いなと感じたのでした。
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