2011-04-06 [長年日記]

_ [Music] 子供Hとコンサートに行きました / Je suis allé au concert avec mon fils H.

開演前のステージ

今日は、地元オーケストラOrchestre National de Lilleの家族向けコンサートに子供Hと行ってきました。 曲目は、ムソルグスキー作曲、ラヴェル編曲の「展覧会の絵」です。 こちらのコンサートは普通20時開演ですが、今日のは家族向けなだけあって、18時半に開演でした。 なので、会社から18時過ぎにダッシュで帰宅して、うちのピアノで冒頭のプロムナードを弾いて、今日はこんな曲をオーケストラで聴くんだよーと、ほんのちょっとだけ予習させてからホールに向かいました。

さて、コンサートホールに入ると、なぜか真ん中にピアノがいます。あれ、今日は原曲(←ピアノ曲)じゃなくてラヴェル編曲のオーケストラ版だよね?と思いながら開演を待ちました。 すると、今日の指揮者はピアノも弾く人で、まず最初にプロムナードなどいくつかのフレーズをピアノで弾いて、次にそれをオーケストラで演奏して、そこにラジオの人?の軽妙なナレーションもついて、と楽しく進行しました。 まあ、子供Hは「音楽はまだ始まらないの?」みたいな感じだったのですが。。。

その後、あらためて全曲のオーケストラ演奏が始まったのですが、今度はそれにあわせて、オーケストラの後ろのスクリーンに各曲のモチーフにあわせていろんな絵画が次々に表示され、怖い絵があれば泣き出す子供がいたり、コミカルな絵があれば笑う子供がいたり、と賑やかで楽しい演奏会でした。

この写真のようにちょうど私たちの席からコントラバスと大太鼓がよく見えました。子供Hは帰り道でも旋律を口ずさんだり太鼓を叩く真似をしていたので、よっぽど楽しかったようです。

ところで、このコンサートは「6歳から」と書いてあったのですが、これまでの経験上これは「6歳未満は来るな」ではなく「6歳以上向けの内容ですよ」という意味なので、子供Hは5歳数ヶ月だけれど家でたくさんオーケストラとか室内楽とか聞きまくっているから問題なかろうと連れて行きました。 じゃあ特にそういった記述のない普通のコンサートは何歳くらいから行っていいのかなと思い、「日本だと就学前の子供はご遠慮くださいとかよく見るけれど、そのへんフランスではどうなの?」とフランス語の先生に聞いてみると、「そういう指示は見ないわね。静かに聴けるならいいんじゃないの?」というお返事。「実際コンサートでときどき小さい子供を見るけれど、出演者の家族なのかな?と思ったりはするけれど、別に気にしないわ」と。

そんなわけで、子供Hは普通に起きている時間帯ならちゃんと静かに大人しく音楽を聴けるのがわかったので、また良さそうなコンサートがあれば一緒に行ってみようと思ったのでした。

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