前回のレッスンから一週間が経って、7回目のレッスン。
今回もまずはツェルニーの第1課程練習曲。 14番では、ようやく手首の使い方ができてきたようで、先週よりずっとよくなったと言われてほっと一安心。 そこで今日は、単純な練習曲ではあっても、フレーズを意識してクレッシェンドやディミニュエンドしたら、より音楽的に聞こえるんじゃない? と言われ、常に自分の音をしっかり聴くようにいわれました。 もう一つ、先週からの宿題の16番は、右手で16分音符の連続を弾く曲ですが、指の動きにあわせて軽く肘を動かすときに上半身ごと動かないように、連続した音が重なって濁ってしまわないように、そして一音ずつ手首を動かしたりしないように言われました。
つづいて、バルトークの「子供のために」の1巻。 まず、明日の演奏会に向けて、35番と37番を連続して弾きました。 35番は、それなりにちゃんとは弾けているけれど、いまいち面白みのない演奏だったので、例えば映画のトトロで小さいトトロが軽やかに動いたり、大きいトトロが重い足取りで動いたりするように、もっと表情をつけるように言われました。 そういう表現だと、子供Hも分かりやすく、いいヒントになったようです。 37番は、今日はいい感じで弾けました。一ヶ月半くらいずっと弾いてきて、ようやく少し自分の曲になったのかな。
そして、明日の演奏会が終わったら、これまで見てもらう時間のなかった「子供のために」の1巻の31番と、また他の曲をやってみようと言われました。 「またバルトークか、それとも他の作曲家?」と聞いたら、「バッハでもいいし、現代曲もいいかも」と言われたので、「家では時々ストラヴィンスキーの連弾曲をやっています」と言うと、「もっと現代の、クラスター奏法とか、三つ目のペダルを使うとか、そういうの」と言われました。 それは面白そう。うちのピアノはペダルが二つしかないけれど。
ところで、詳細がよく分かっていなかった明日の演奏会は、この先生の生徒がみんな弾く演奏会のようです。 子供Hの前の時間にレッスンしているお姉さんの演奏はいつも少しだけ聴いているけれど、他の生徒の人たちの演奏もいろいろ聴けるのが嬉しい。 どんな演奏会も一期一会、とても楽しみです。