前回のレッスンから一週間、44回目のレッスンです。
まずは、先週に時間切れでできなかったカバレフスキーのエチュード。 「暗譜で?」「はい!」と元気よく始めて、冒頭らへんで2小節すっとばしたような気もするけれど、いいテンポで一気に最後まで弾きました。 先生からも、「よかったね」と言ってもらい、ただ時々指(特に中指)の関節が逆に反っているので、もう少し指を曲げて、何かをつかむようなイメージで弾くように言われました。 そして、最後のコーダの部分は、スタッカートで勢い良く四回上に跳ねて、一番最後はずーんと手を落とす感じで、何度かくりかえして練習しました。 何はともあれ、この曲は今週で「置いておく」ことになりました。
続いて、マルティヌーの「おとぎ話」。 子供Hが最初から少し弾いたところで先生が一旦止めて、これは少しミステリアスなところがある「おとぎ話」なんだから、音の強弱やテンポのニュアンスをもっと工夫して、それこそ「お話を語る」ように、どういう風にテンポを揺らすのがいいのか、それを自分で考えて弾くように言われました。
中間のトリオは、技術的に難しいこともあって今ひとつだったので、左手の広い音型を弾く時の指の動きなどを再確認して、もっと乾いた感じで弾くように言われました。
ここで今日は時間切れ。来週はヴェーベルンの子供のための小品からやることになりました。
レッスンの後は、18時半からの火曜日コンサートまで少し時間があったので、チェロのMさんの練習部屋に行ったら、先週に彼女から楽譜を渡してもらったラロのチェロ協奏曲をやってみることになりました。 そんなこともあるかと少しは練習していたので、冒頭の四分の一くらいを合奏して、テンポとかニュアンスの確認をしました。 予想どおりアンサンブルが難しそうな曲なので、チェロのパートもよく勉強しておかないと。
火曜コンサートはいろんな室内楽の演奏で、中でもラヴェルの「クープランの墓」のオーボエとピアノのための編曲版が素敵でした。 いつものように、3曲くらい聴いたところで子供Hが疲れたので、途中で退席して、カバレフスキーのエチュードが「置いておく」になったご褒美のケーキを買って帰りました。