2008-05-02 [長年日記]

_ [OSS] Flashの仕様がオープンに / La spécification de Flash est devenue ouverte.

なぜFLVは自由でないか?とか(不自由な)Flashを使ったサービスはあまり好きじゃないとか書いていましたが、ついにFlash(SWF, FLV, F4V)の仕様がオープンになりました。

http://www.adobe.com/openscreenproject/developers/

Today, we have lifted the licensing restriction on both the SWF and FLV/F4V specifications.

これは、従来の「プレーヤーを開発してはいけない」という制限がなくなったという話であって、Adobe Flash Playerがオープンソースになるという話ではありませんが、これによってGnashSwfdecのような自由ソフトウェアのFlashプレーヤの開発が一層進むことになることが期待されます。

実を言うと、Adobe Flash Playerは、わが家のPCで比較的使われているほぼ唯一のプロプライエタリ・ソフトウェアですので、これをGnashやSwfdecで完全に置き換えることができれば本当に嬉しいし、ゆうなのx86_64 Linux環境でも安定してFlashを見ることができるようになるでしょう。 ただし、ファイルフォーマットの仕様がオープンになっても、音声や動画のコーデックのライセンスや特許の問題は残ったままですが。。。

ちなみに、GnashとSwfdecの開発者メーリングリストでの反応が、対照的だったのが面白かったので、リンクを載せておきます。

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