2008-11-23 [長年日記]

_ [Family] 子供が入院しました / Mon fils est hospitalisé.

短くまとめると、先週の金曜に一日に3回熱痙攣を起こした子供が入院して、明日脳波の検査を受けて問題なければ退院の予定、というお話です。

木曜の晩に私たちが寝る時に子供の体温が38度くらいあったので、解熱剤をのませてから家族揃って寝たところ、金曜午前4時くらいに子供が熱痙攣を起こしました。 ちょうど1年くらい前に、ゆうながスーパーに一緒に連れて行った時に始めて熱痙攣を起こして救急車で運ばれたことがあったのですが、熱痙攣は一度やると起きやすくなるらしいので、その後すぐに子供は寝たしそのときはそのまま様子を見ることにしました。

金曜の朝になってもまだ体温が高いので、今日はお休みの小児科医のかわりに、近くの私たちのかかりつけの一般医にゆうなが連れて行って、解熱剤と痙攣が起きたとき用の薬を処方してもらいました。 その後それなりに元気だったものの、午後4時ころにまた熱痙攣を起こして、心配になったゆうなからの電話を受けて、私もとりあえず帰宅しました。

二度目の痙攣の後に、痙攣が起きたとき用の薬を飲ませたのですが、今度は急激に体温が下がったのか、手足が冷たくなって肌の色も悪くなって、さらに心配になってきたところ、午後8時ころにまた痙攣を起こしました。 そこで、(やや)近所に住むMihoさんAlex夫妻に相談して、SAMU(Service d'Aide Médicale Urgente「緊急医療救助サービス」)に電話しました。 そこで症状を説明したところ、救急を呼んでくれることになりました。 それと同じころ、さっき相談した日仏夫婦も、心配して来てくれることになりました。 彼らは、SOS Médecinに電話して相談してくれたそうで、そこでも「1日に3回痙攣するのは心配なので、すぐに救急を呼ぶように」言われたそうです。 しばらくすると、救急とMihoさん夫妻がちょうど同時に来てくれたのですが、ひょっとしたら救急に電話したときに「うちの名字を伝えていなかった(かも)」かつ「アパートの入り方を伝えていなかった」という理由で救急の人は入れずに困っていたかも知れません。今後のために、この手の例文は作文して電話の横にはっておきます。

うちに来てくれた救急の人が、子供の様子を見て病院と連絡をとって、病院に連れて行くことに決まったのですが、ここでもMihoさん夫妻がフランス語がいまいちな私たちを心配して一緒にきてくださいました。 病院では、みんなしばらくしたら帰れると思っていたのですが、一通りの診察が終わったあとで今夜は入院と言われ、結局子供を病院に置いて私たちが帰宅したのは午前1時でした。 本当に遅くまで付き合ってフランス語その他いろいろ助けてくださったMihoさん夫妻に本当に感謝しています。

病院での診断は、何らかの感染症で発熱して熱痙攣を起こしているのだろうけれど、感染症の詳細と、痙攣の頻発についてちゃんと調べたいということで、現在Neuropédiatrie(神経小児科とでも訳すのかな?)に入院していて、月曜に脳波の検査を受けることになりました。 子供の様子は、まだ少し熱はあるものの、明らかに他の患者の子供たちよりも元気なので、多少場違いなノリで目立っていますが、おかげで私たちもあまり気疲れせずに済んでいます。 しかしまあ、私はまだ一度も救急車の世話になったことがないのに、子供は3歳になる前にすでに3回も救急車の世話になっているのは、ちょっとどうよと思わないでもありません。

前回みたいに退院してから日記を書こうかとも思いましたが、例えばメーリングリストでかずひこからの返事がない!とか思われる前に、こういう事情でここ数日あまりメールの読み書きができていないんです、とひとまずお断りしておこうかなと思った次第です。

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