2009-02-13 [長年日記]

_ [Family] こんにちは赤ちゃん! / Bonjour bébé!

Bonjour bébé!

産まれそうになった騒動から約1ヶ月、ようやく第二子が産まれました。3510グラムの元気な男の子です。

昨日の夕方、ゆうなが久しぶりに歩きたいというので、いっしょに幼稚園まで歩いて迎えに行って、そのまま「だんだん歩きにくくなってきたかな?」とか言いつつ少し寄り道をしながら帰ってきました。 すると、夜になってゆうなが風呂に入ろうとすると、またおしるしっぽい血が出たので、今度こそ本当にもうすぐ産まれる兆候だと思いました。 そこで、この日のために1ヶ月近くもずっと毎日ビールは飲まずに携帯の充電はかかさずに待っていてくれたAlexに電話すると、すぐにかけつけてくれました。 そして、まずAlexの家に戻って子供を預け、それから病院に向かいました。

22時半に病院に着いて内診をしてもらうと、もういきなり分娩室に通されました。 中にはCDラジカセが置いてあって、好きなCDを持ってきたら再生できたのかーと思いましたが後の祭りです。 とりあえず、なんだかわけのわかんない音楽がFMでかかっていたので、ぐるぐるダイアルを回してクラシックの番組に変えて、準備は整いました。

23時半ころに、麻酔医がやってきて、背中から麻酔を打ちました。 この頃、徐々に陣痛の痛みが大きくなってきたので、ちょうどいいタイミングでした。

日が変わって0時半ころの内診のときに、破水しました。この時点で子宮口の開きは約7cmです。 そして助産師が、じゃあ医者を呼ぶわね、と言ったのですが、なかなか来なくて、ということは当直の医者ではなく、これまで診てもらっていた医者が呼ばれているのかな、と思いつつ待ちました。 この頃、すでにいい感じで麻酔は効いていたので、あまり痛がってはいないけれど、陣痛が来るたびにひーひーふーふーいきみを逃していました。

1時を過ぎてしばらくすると、助産師が分娩台を臨戦態勢にスタンバイして、いよいよこれまで診てもらっていた医者が到着しました。 少し診察してもらって、消毒とかを済ませると、じゃあつぎに陣痛が来たら思いっきり力を入れてね、みたいな話になりました。 ゆうなは、麻酔が効いている分どういう風に力を入れるの?みたいな感じで、何回かは空振りしました。 でも、医者と助産師の様子だと、2-3回くらいで出てきて当たり前みたいなノリに見えて驚いたのですが、次のチャレンジで無事に頭が出てきて、そのままえいやっと取り出してもらって一気に誕生しました。 この時、時計は1時半。 病院に来てからちょうど3時間での出産でした。

産後の経過も順調で、というか、産んだ直後のゆうなを見ていると、「へ?もう終わり?」みたいな感じで、すぐにでも歩けそうなくらい元気でした。 無痛分娩は痛みが抑えられていることよりも、母体の体力の消耗が段違いに少ないように感じました。 フランスでは、妊娠から出産までの費用は、無痛分娩の麻酔も含めてほぼすべて保険で払い戻されますし、そりゃほとんどの人が無痛分娩を選ぶのも当たり前な気がします。

子供も元気なようで、うつぶせにだっこされていると早くも首を持ち上げようとしていますが、ゆうなも私も、そういうものだったっけ?と、一人目の時にどれくらいの月齢でどんな感じかというのをすっかり忘れてしまっています。

母子ともに順調なら、来週火曜の朝に退院だそうです。 産まれるまでにいろんな方にお世話になり、これからしばらくも何かとお世話になるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

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