同僚が、日本からフランスに新婚旅行に来るついでにLilleに来てくれたので、いっしょにVieux Lilleを散策しました。 すると、偶然向かいのマダムに会ったので、軽く立ち話をしながら紹介したり。
その後、同僚夫婦が美術館に行っている間に、私たちはひとまず家に帰って、まず昼寝して、それからふと思いついて、向かいのマダムに「さっき会った同僚は、実は新婚旅行でフランスに来ていて、彼らのために何か演奏したいので、ヴァイオリンを弾いてもらえないでしょうか?」と、お願いしました。 マダムは、「できるかどうかは曲によるけれど、いつやるの? え?? 45分後!?」と、本当に無茶ぶりですみません。
曲は、以前に当時10歳くらいの女の子Aちゃんと演奏した、Charles Dancla作曲のヴァイオリンとピアノのためのロマンスで、短くてシンプルだけれどとても美しい曲です。 マダムは本当に初見だし、私も以前弾いたのはもう2年くらい前で初見同然だったのですが、そのわずかな時間で譜読みしながら合わせてみて、マダムに「ここはもうちょっとピアノもクレッシェンドして盛り上げたらどう?」とアドヴァイスをもらったりしながら、何とか間に合いました。
そして、同僚夫婦がこの後ニースに行くというと、実はマダムも明日からニースに行くので、じゃあニースでまた会いましょうよ!みたいな話でもりあがっていました。 同僚夫婦の新婚旅行の目的には、フランス語力の向上というのも入っていたはずなので、これを機にたっぷり頑張ってもらいましょう。:)