今日は、私の40回目の誕生日でした。 日本時間で誕生日を迎えた昨日の夕方あたりから、Facebookでいろんな方が返事が追いつかないほどメッセージをくださって、本当にありがとうございます。
5月8日はフランスでは第二次大戦の戦勝記念日の祝日でもありますし、さらに今年は一昨日の大統領選挙でのオランド氏が当選したこともあり、それらもろもろをあわせて、友人たちも呼んで家で祝賀会をやりました。
ケーキのロウソクを吹き消したあと、"discours! (スピーチ!)"と言われて、すでに酔っていたのであまり覚えていないけれど、たぶんこんなことを言ったはず。。。
Merci, merci d'être venus. (来てくださって、ありがとうございます。)
Aujourd'hui je suis très content, parce-que c'est mon anniversaire. C'est la première raison. (今日、とてもうれしく思います。私の誕生日だから、というのが一つめの理由です。)
Deuxième raison, c'est parce-que vous, les français, avez choisi le nouveau président, le nouveau gouvernement. (二つ目の理由は、あなた方、フランス人が、新しい大統領、新しい政府を選んだからです。)
Vous avez bien choisi le gouvernement de la justice et le gouvernement pour la jeunesse. (公正な政府、若者のための政府をちゃんと選んでくれました。)
Merci. (ありがとうございます。)
この「公正な」というのと「若者のため」というのの二つは、オランド氏が地元Tulleでの勝利演説でこの二つで自分の仕事を評価してほしいと言っていたのが強く印象に残っていたので、そこから拝借しました。 ついでに、「とてもうれしい」というのは、オランド氏の勝利というかサルコジ氏の敗北を受けて感想を問われたメランション氏のインタビューからの拝借です。
(上記のオランド氏の勝利演説の日本語・フランス語は、「村野瀬玲奈の秘書課広報室 | フランス新大統領フランソワ・オランド氏の勝利演説 (2012年5月6日、テュル)」をどうぞ。そこではjusticeは正義と訳してありますが、オランド氏が選挙期間中にさまざまな点での平等について熱く語っていたところから、ここでは私は「公正」と訳してみました。まあ、私のスピーチも原文はjusticeなので、ここでの訳も参考に過ぎません。)
他にも、Facebook上で右派の「知人の知人のフランス人」と頑張って意見を交わしてみた話とか、左派の友人と今後のフランス政治のゆくえについて意見を交わしてみた話とかもあるのですが、つづきはまた今度。
何はともあれ40歳になりました。 40歳というと、ずいぶん前に、「40歳は不惑とか言うけど、俺なんか全然惑いまくりやわー」「あほ、何いうてんねん。あれは孔子さんですら、40歳になってやっと惑わなくなったっていう話やねんから、お前なんかまだまだ惑いまくりで当たり前じゃー」みたいな会話を聞いたような気がします。 一方で私は、ある意味、20歳くらいからずーっと惑わずにこんなんのままですみません、という感じですが、みなさま今後ともどうぞよろしくお願いいたします。