音楽を習う子供たちの発表の機会や、また、子供たちが音楽に親しむ機会を提供できたらいいなと思って、ホームコンサートを開催しました。 企画にあたっては、「ピアノが10倍上手になる練習方法 - ホーム・コンサートのススメ」を大いに参考にしました。特に、「大がかりな企画を立てない」というのを自らに言い聞かせながら。
集まったら、まずは演奏できる人がそれぞれ、名前と曲名や作曲家などを短冊に書いて、それを「子供の演奏の箱」と「大人の演奏の箱」に入れて、あとは両方の箱から交互にランダムに引きながら演奏順を決めるという、きわめてゆるいスタイルです。
というわけで、当日の演奏曲目はこちら。「か」「ゆ」「H」は、それぞれ、かずひこ、ゆうな、子供Hが参加した曲です。子供Aは演奏順を決めるくじ引き担当でした。
8番目の「Tom Horn 20の易しいリコーダー二重奏曲」は、デンマークの音楽教師兼ジャズミュージシャン兼アマチュアバンドと合唱団の指揮者による曲集で、free-scores.comでパブリックドメインで公開されているので誰でもどこでも自由に演奏できます。 今回はゆうなのソプラノ・リコーダーと私のアルト・リコーダーで演奏しましたが、ソプラノ2本でも演奏できます。どの曲も簡単に素敵な響きのアンサンブルを楽しめるので、学校でリコーダーを習っているお子さんのいる方はぜひ挑戦してみてください。
9番目の「Leopold Godowsky 連弾曲集Miscellaneous」と12番目の「André Caplet 連弾曲集Un tas de petites choses」は、どちらも「高音パートは易しく低音パートは大変」というスタイルの曲集で、ピアノの初級者が豊かな響きの音楽に触れることができるので、例えば「子供:いまピアノを習っている、親:昔はピアノを弾いていた」みたいな組み合わせでぜひどうぞ。
15番目の「Désiré-Émile Inghelbrecht ピアノ連弾曲集Nursery(子供部屋)」は、先日の誕生日にギフトでCDをいただいたのですが、フランスの童謡をベースに、リズムや和声を奔放にアレンジした素敵な曲集です(参考:アンゲルビレヒトの作品)。 この曲集の中でおそらく一番有名な曲「アヴィニョンの橋の上で」の楽譜は、絶版になっている第3巻に入っているのですが、priceminister.comで偶然とても状態のいい中古の楽譜が手に入ったので、今回わずか5日間の練習で弾いてみました。
全部で15曲で50分の演奏会になって、小さい子供たちにはちょっと長すぎたかもしれませんが、こんな感じでまた一ヶ月か二ヶ月に一度くらいのペースでゆるく開催できればいいなと思います。
Miniatures: Miscellaneous Pieces (The Performing Artist Series)
Alfred Pub Co
¥ 5,854
Nursery / Pastourelles
Etcetera
¥ 1,558