2012-11-13 [長年日記]

_ [Music][Conservatoire] コンセルヴァトワールのレッスン 3 / Le 3ème leçon au conservatoire

3回目のレッスンは、前回のレッスンから秋休みを挟んで3週間ぶりです。 休みの間、毎日やることリストを作って、一日に2回か3回ちゃんと練習を続けて、さあ今日のレッスンはどうなるかしらと、ドキドキしながらコンセルヴァトワールに向かいました。

まずは、ツェルニーの第1課程練習曲の13番で右手の形を、14番で左手の形を、ゆっくり弾きながら直されました。 まだ指の筋肉が十分についていないからでしょうが、よく指先の関節が逆に曲がったような弾き方になるので、それを変な癖がつく前に正しい形をたたきこんで、これからもっと豊かな表現ができるように、というお話。

つづいて、バルトークの「子供のために」の1巻から、1回目のレッスンからやっている4番と15番を弾きました。 まだまだ荒削りだし、間違えたりひっかかったりしないわけではないけれど、それでもそれなりのテンポでそれなりに表情をつけて弾けて、「うん、全然悪くないよ」(←フランス人的にはけっこう褒め言葉)と言ってもらえました。 そして「じゃあこの2曲はこれで置いといて…」と言われて、それはつまり「あれくらいでいいよ」という意味ではなく「じゃあどんどん新しい曲をやろう」という意味だろうなと、横で聞いている私は焦っていました。

次に、秋休みの間に譜読みをしておくように言われた37番は、練習の甲斐あって、ゆっくりとだけれど最後まで弾けました。 そして、強弱のコントラストなどを、もっとしっかり表現するようにと言われました。

そして、これからは31番と35番もやろうということになって、やっぱり「この2曲は置いといて」は「新しい曲を2曲」という意味でした。 6歳でこのペースはすごいなぁと思うけれど、でも子供Hは新しい曲に取り組むといつもすごくワクワクしているみたいなので、こんなペースでつぎつぎいろんな曲にチャレンジするのがいいのかもしれません。 ただ、子供Hのレッスンの曲は私も弾くことにしているので、子供がついて行けるかだけでなく、自分のことも心配だったり。37番だって、まだインテンポではちゃんと弾けないのに。

それにしても、子供Hの練習を見ていて大変そうなのは、技術的な難しさというよりも、手の小ささとか力の弱さとかによる部分が大きいので、早く手だけでも大きく力強く育つといいなと思うのでした。ついでに、足も長くなってペダルに届くように。


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