2012-12-03 [長年日記]

_ Movie[Music] 映画「ピアノの森」 / Le film "Piano forest"

ピアノの森

「ピアノの森」の原作コミックは存在すら知らなかったのですが、図書館でたまたまDVDを見つけて、子供が主人公のピアノの話っぽいので子供が喜ぶかも?と借りてみました。

冒頭から、ピアニストの子供である雨宮修平くんは母親から「修平さん」と呼ばれているなど、ステレオタイプ的な「日本で音楽を学ぶ富裕層の子供」像にのけぞりそうになったのですが、実際にそういう人たちがたくさんいるのかしら? 子供たちはこの映画を気に入って何度も見まくっていましたが、そういうシーンをどんな風に受け止めいていたのか気になります。 それはともかく、私がモーツァルトのピアノソナタ K.310の冒頭を弾いたら「雨宮修平が弾いてた曲!」と言ったり、ショパンのピアノソナタ第3番の4楽章の冒頭を弾いたら「阿字野先生が弾いてた曲!」と言ったり、それらの曲のCDを聴きたいと言い出したり、この映画をきっかけにいろんな曲に興味をもってくれてよかったと思います。

ちなみにこちらでは、公立のコンセルヴァトワールの学費は世帯収入によって変わるのですが、今の子供Hのクラスだとどんなに収入があってもたぶん年間で4万円は超えないみたい。 これだけ安いという事は、税金で音楽を勉強させてもらっているようなものなので、上手になっていつか恩返しできたらいいね、という話を子供Hにしたのでした。


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