前回のレッスンから三週間の休暇をはさんで今日は15回目のレッスンです。
先生に「宿題は何だったかなー?」と聞かれて、子供Hが「ベートーヴェンとシューマン!」と答えたら、先生曰く「他には弾いてない?」。ゆうなと二人揃って「ないない!」と返事したけれど、何ですかその無茶ぶりは!? 本当は、以前に弾いたバルトークのミクロコスモスをいろいろ弾いていたりもしたけれど、どれもグダグダだったからね。
さて、先生にどっちから弾くかと聞かれて、子供Hは「ベートーヴェン!」と答えました。 このベートーヴェンのト長調のソナチネと言われている曲は、実はベートーヴェンの作ではない可能性が高いらしい。 それはそれとして、子供Hは元気よく「暗譜で弾くよ!」と宣言。 別に暗譜で弾くこと自体がえらいわけじゃないけれど、とりあえずは一、二楽章を通して弾きました。
久しぶりに先生の前で弾くから緊張しているのか、単に久しぶりの楽器に慣れないのか、休暇中に練習していた時よりはひっかかりながら弾いていました。 まず一楽章は、全体の流れとしては、もう少し強めに引きつつ強弱のニュアンスをしっかり表現するように言われ、細かいところでは、手のポジションや、左手の手の指が時々逆に曲がるのを注意するように言われました。 二楽章は、右手の旋律を一音一音はっきりと弾くように、左手の伴奏をもっと軽やかに弾くように、左手の属七の和音のアルペジオがぐちゃっとなっていたので、もう少しゆっくり一音ずつ明確に弾くようにと言われました。 そして、そのあたりをちゃんと確認しながら、あまり速く弾かないで練習するようにと。
シューマンは「子供のためのアルバム」から「兵士の行進」 op.68-2。 ほとんど時間がなかったので、一度だけ弾いて、ちゃんと書いてあるようにフォルテで弾こうよと言われておしまい。 来週はシューマンを先にやろうということになりました。
レッスンの時からそれなりに疲れていそうだったので、今夜の練習は無理かなと思ったのですが、夕食前に少し弾いていて、始めはレッスンで言われたことをあまり気をつけていなかったけれど、ゆうなに言われてもう一度気をつけて弾きなおしていました。 夕食後は、ヴァイオリンも少し練習して、今日はもうおしまいにしようと言ったら、さっきベートーヴェンの強弱のニュアンスがちゃんとできていなかったからとか言ってさらにもう一度弾いていました。
この勤勉さが私に似たのではないのは確かですが、そんな私は最近はシューベルトの楽興の時の一曲目を弾いています。