2013-02-12 [長年日記]

_ [Music][Conservatoire] コンセルヴァトワールのレッスン 14 / La 14ème leçon au conservatoire

前回のレッスンから一週間。今日は14回目のレッスン。2月の休暇前、最後のレッスンです。

休暇前には新しい曲を課題に出すから、今やっている曲は今日でひとまず終わりにしましょうということで、四曲全部順に弾いていきました。

まずは、プロコフィエフのHistoriette。 子供Hは、暗譜の時になぜか譜面台らへんのエア楽譜?を見つめながら弾く奇妙な癖があるのですが、今日は冒頭からあさっての方向を見ながら弾いていて、なんだそれ?と思っていたらやっぱりミスタッチ。。。 最後まで弾いて先生に「全然悪くない」と一応言ってもらい、でも「強弱などのニュアンスがもっと欲しい」「今のHistorietteだと白黒の物語だけれど、もっと色のある物語にするつもりで」「昔のテレビは白黒だったんだよ、知ってる?」とかとか。 「うん、知ってるよ!」と答えていたけど、本当か??

二曲目は、モーツァルトのValse Favorite。 三日前の発表会ではミレシソファ#ソの音型が手が届かないこともあってミレシソ・ファ#ソみたいになっていたけれど、運指を変えたりして工夫しながらこの二日間練習して、今日はちゃんと弾けました。 家での練習のときは、その音型がちゃんと弾けた直後に私の方を見て「どうよ?」みたいな顔をしていたけれど、今日のレッスンでもやっぱりやりました。 後半のフレーズが繰り返されるところを一回まるごと抜かしちゃったけど、でもよく弾けていたと思います。 先生も、この曲はよくニュアンスが表現できているから、他の曲もそれくらいちゃんと表現しようと言っていました。

三曲目は、スカルラッティのソナタK. 32。 やっぱりまだリズムがいまいちだったり、テンポが速くなったり遅くなったりでした。 先生に言われたのは、「この時代の曲には、Allegroとかの指示はないけれど、だからといって好きな速さで弾くのではなく、ちゃんとその曲にあった速さを自分で考えないとだめ」「装飾音は、当時の楽器クラヴサンで、ある音をより輝かせるためのものだから、ピアノでもそういう風に弾くように」など。

四曲目は、バルトークの子供のためにの1巻の31番。 途中ちょっと暗譜が飛びかけたけれど、なんとか弾いて、先生に「ペダルが届きにくくて弾きにくいのは仕方がないけれど、雰囲気は悪くない」みたいに言われました。

三曲目と四曲目は、まだそれほど弾けていないけれど、今は四曲ともひとまず置いておいて、新しい曲をはじめることになりました。 いつもの曲集 "De Bach à nos jours 1A"(バッハから私達の時代まで)から、ベートーヴェンのト長調ソナチネと、シューマンの軍隊行進曲。 ベートーヴェンもシューマンも子供Hが弾くのは初めて。 しかもベートーヴェンの方は2楽章あって、それも初めての挑戦です。 それはそれとして、「急ぎじゃないけれど "De Bach à nos jours 1A" の次の巻、2巻ってのがあるでしょ、そのうち用意しておいて」と先生に言われ、私が「確か1Aの次に1Bってのがあった気が。。。」と言うと、「まあ、いきなり2巻でいいんじゃない?」とある意味予想どおりの展開に。 家に帰ってきて曲の一覧を見つけて眺めてみたけれど、たとえば今年のうちに弾けるような曲には到底思えないのだけれど、どうなりますやら。

レッスンの最後に、これまでのレッスンでノートや楽譜に書かれたことを全部見なおして、どういうことに注意して弾くのが大切かを、休暇中に復習するように言われました。

何はともあれ、子供H本人は新しい曲に挑戦するのが嬉しくてたまらなさそうなので、休暇中にどれだけ弾けるようになるか楽しみです。


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