先週は大雪でレッスンがなくなったので、前回のレッスンから二週間開いて、今日は16回目のレッスンです。
今日は、家にある楽譜をあれこれ四冊も持ってきたのに、いつものレッスンノートを忘れてしまったので、先生が楽譜の山を前に、「何を弾くんだっけ?」と聞いたところからスタート。
そんなこともあろうかと、「今日はシューマンをまず弾くって、先週先生が言ってたよね!」とレッスン前に念を押しておいたので、ちゃんと「シューマン!」と答えました。ほっ。
"𝅘𝅥𝅮.𝅘𝅥𝅯𝅘𝅥𝅮𝄾" の音形の一音目がスタッカート気味に短かったので、そこは正確に伸ばして、続く音をひっかくように跳ねるように軽やかに弾くように、また、左手が右手よりも鈍い感じだったので、左手も元気よく弾くように言われました。
続いて、先生がバルトークの楽譜を見ながら「バルトークもまだ続けていたっけ?」と聞いたら、なぜか「うん、31番」と答えて、暗譜で弾こうとして、やっぱり覚えていなくて、となったあたりで横から「いやいや、今やっているのはベートーヴェンのソナチネです」とタオルを投げました。 先生は、「やっている曲を間違えるということは、さては昨日この曲を練習していないなー?」と言っていましたが、練習していないどころか、昨夜は街の音楽学校のフルートとヴィオラの生徒さんたちの発表会を見に行って終わったあとにそこのピアノでちゃっかり弾いていたんですよ!
で、気をとりなおしてベートーヴェン。 ひと通り弾いて、「うん、全然悪くないよ」と。そのうえで、いろいろ指摘をされました。 1楽章では、2小節目の合いの手のような右手の旋律は、もっと表情をつけて弾くように、5小節目からの左手の音形は、指先の関節が逆にならないように手を丸めて弾くようにと。
2楽章では、右手のレガートの旋律と、左手のスタッカート気味な軽やかな伴奏との対比をもっと出すように言われ、先生といっしょにゆっくりと何度か繰り返し練習しました。 そして、大きなフレーズの終わりですこしディミヌエンドするように言われました。
さて、今練習している二曲は "De Bach à nos jours" の1Aの巻にあるのですが、今日は2Aの巻も持っていたので、やっぱりそこからもう一曲追加でやることになりました。 先生が選んだのは、ドビュッシーの「小さな黒人」。有名な「子供の領分」の「ゴリウォーグのケークウォーク」と同じリズムを用いたリズミカルな曲です。 今の子供Hのレベルからはやや大ジャンプな気もしますが、これまでもそうだったから、あまり気にならなくなったような。 いつものように、一度先生が弾いてくれて、子供Hもこの曲が気に入ったようです。
レッスンの最後に、「ドビュッシー、ベートーヴェン、シューマンか、大したもんだね!」と先生が言っていました(このソナチネは本当はベートーヴェンじゃないらしいけれど)。 私も、横で聴いていていろんな人のいろんな曲を聴くことができて楽しいし、同じ曲を自分でも練習することにしているので、私のレパートリーも増えて嬉しい。