前回のレッスンから一週間、昨日は復活祭の祝日だったので、今週はちょっと多めに練習できたかしら? と思いながら、18回目のレッスンです。
レッスンが始まる前に先生が少し席を外して、その間に子供Hはドビュッシーを弾いていたところで先生が戻ってきたので、そのままドビュッシーからレッスン開始。
冒頭の左手の三度進行のところで、いい加減な指使いで弾いていたのをまず指摘されました。 そういう弾き方だともっと速くもっと軽く弾こうとしたときに弾けないだろうから、楽譜にある指使いを守って、そして手首を使って跳ねるようにと言われ、左手だけ何度か繰り返しました。 横で見ていて、先生の言う弾き方がどういうことかはすごく分かるのですが、子供Hがそれをすぐにできそうな気がしないのは、手首の強さの問題なのかなぁ。 跳ねるというよりは上から落とすみたいになっていることも多いので、ここはまだまだ要注意な感じ。
ここのゆったりしたリズムのところでは、旋律と、その合いの手の伴奏の対比ができていないのを指摘されて、どういうバランスで音の響きを組み立てるかちゃんと考えるように言われました。
あと、ここに続くラ・シ♭・レ・ファ・ソ・シ♭のクレッシェンドのところは、少しペダルを使うように言われました。
続いて、ハチャトゥリアンのスケルツォ。 彼の作品はまだまだパブリック・ドメインでないので、譜例を載せられないのが残念ですが、先週宿題に出されたとおり、自分なりにお話を考えてきたので、先生がところどころ旋律を弾きながら、お話を語っていました。
始めの不安げな分散和音は「森の中…」、つづく旋律は「狼が現れて…」、長いソの音とともにスタッカートが下降していくところで「狼がおばあさんの家に入って…」、つづくドラマティックな部分で「狼はおばあさんを食べた…」。 再び出てくる始めの旋律で「森の中…」、つづく旋律は「赤ずきんがおばあさんの家に入って」、次のフォルテとピアノの旋律のエコーは「赤ずきんと狼の対話…」、やがて旋律は穏やかになっていって「狼は赤ずきんを食べた…」、最後はピアニッシモのハ長調の主和音で「静かにおしまい」。 先生にも、その頃には部屋に来ていた次のレッスンの生徒の男の子にも受けていたようです。
お話のあとで、まだまだ譜読みができていなかったけれど、いちおうたどたどしく最後まで弾いて、この曲も指使いをちゃんとしようというのと、フレーズをちゃんと考えて弾こうというのを指摘されました。
ここでレッスンは時間切れで、ベートーヴェンは来週やろうということになって、それから、再来週から学校の休暇になるので、また新しい曲をやろうといういつもの展開になりそうです。
さて、今日からまたしばらく、毎週火曜の夜にいろんな先生のクラスが演奏会をしています。 今日は歌の演奏会でどうしようかと聞いたら、子供Hは「今日はいい。帰ってピアノの練習をする」というので、じゃあ帰ろうかと思ったら、ピアノ友達のKちゃんがそれを聴きにきたところにばったり出会って、じゃあいっしょに聴く! ということになりました。 というわけで行ってみると、今夜の演奏会はアメリカがテーマで、ガーシュインとか、バーンスタインとか、最後はメリー・ポピンズから何曲かとかで、大人も子供も楽しめるプログラムでした。
家に帰ったら、もう20時でもう疲れていたけれど、それでもピアノを弾き始めたので、今日先生に言われたことを一緒に確認しながら練習をしました。