2013-05-28 [長年日記]

_ [Music][Conservatoire] コンセルヴァトワールのレッスン 24 / La 24ème leçon au conservatoire

前回のレッスンから一週間、24回目のレッスンです。 新しい曲をもらって二週目で、そろそろ何となく楽譜が頭に入ってきはじめた感じです。

今日は、まずステファン・へラーの練習曲から。 ときどき薬指の関節が逆になってしまうので、もう少しだけ指を丸めて弾くように言われ、あと、右手のレガートで前の音に重なるように次の音を弾いている感じなのを注意されました。 二度を2-4の指で弾くところとか、3-4の指の連続のところとかが、とくにそうなってしまうみたい。 ゆっくり右手だけで弾いて、先生が「今、音が重なった。分かる?」と指摘して、というのを何度か繰り返しました。

どういう風にレガートを弾くかまでは作曲家は楽譜に書かないけれど、それを考えてちゃんと演奏するのは弾く人のすべきことで、集中してディテールを意識して弾くように言われました。

続いて、プロコフィエフのマーチ。 こういう活気のある曲は子供Hも好きみたいで、ところどころつっかえながらも元気に弾いて、先生にも「よく頑張ったね、2ページ目もよくなった」と言われました。

ただ、前打音がけっこうゆったり目だったので、それだとマーチっぽさがないので、もっと速い前打音にしようと言われました。 じゃあ、それをやってみようとすると、前打音のタイミングを遅らせるのではなく、主音を早めるみたいな弾き方になって、リズムがちぐはくになってしまったので、先生が手でリズムを取りながら、ちゃんと聞いて正しいリズムにしようとする練習を何度か繰り返しました。

家でも、メトロノームを使って、ちゃんとそれに合わせながらきちんとしたリズムで練習しようと言われて、今日のレッスンはおしまい。 自宅でも、二人でいっしょに太鼓をたたいたりしてリズムを確認してみるつもり。

さて今日は、次のレッスンの子がいなかったので、先生に他にも第一課程の生徒がいるか聞いてみました(子供Hは一年目だけれどカリキュラム的には第一課程の二年目)。 すると、前回の発表会でシューマンの子供のためのソナタを弾いていた10歳くらいの女の子が第一課程の最終学年で来年度は第二課程に進むということと、同じく前回の発表会でバッハのシンフォニアを弾いていた11歳くらいの男の子が第二課程の一年目だということを教えてくれました。 これで、想定されている進度というか、近い未来の目標というかが、何となく分かった気がします。 決して楽ではないけれど、でも逆立ちしても無理というわけではなさそう、かな。

レッスンのあとは、コンセルヴァトワールの「火曜コンサート」。 今週は古楽のクラスのコンサートで、バッハのオルガン曲から始まって、次にチェンバロとヴァイオリンと手ぶらの兄さん二人? と思ったら、ちょっとロックな髪型の兄さんはカウンターテナーで歌い出してびっくりしました。 もう一曲、チェンバロとチェロの通奏低音とフルートのソナタを聴いたところで、子供Hが疲れと眠さで帰りたいと言い出したので帰宅しました。 スカルラッティのソナタとか、リゲティのチェンバロ曲とか、いろいろ聴きたかったけれど、残念。


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