2013-06-25 [長年日記]

_ [Music][Conservatoire] コンセルヴァトワールのレッスン 28 / La 28ème leçon au conservatoire

前回のレッスンから一週間、28回目のレッスンです。

今日も、ステファン・へラーの練習曲から。 まず先生が、「先週に言われたことを覚えている?」と尋ね、子供Hが「音を整えて弾くこと」と答えました。 じゃあ弾いてみよう、と弾いたのですが、整っているとはやや言いがたい感じ。

さあ先生からいろいろ指摘が来るよ、と思ったら、教育実習なのかいつもレッスンを見学している人がいるのですが、今日は先生が彼女に「じゃあ、レッスンをつけてみて」と言って、その人からいろいろ指摘されました。 まずは「うん、いいよ」と、とりあえず褒めるところから入って、でも4と5の指の音が弱くて、リズムもあまり正確じゃない、あと、楽譜にある細かな強弱のニュアンスがあまり聞こえてこない、例えばここの急にpになるところとか、と指摘されました。 じゃあ4と5の指の独立を意識してもう一度弾いてみようと言われ、弾いてみたら、今度は...ニュアンスはよくなったけれど、アーティキュレーションはあまりよくなかったね、と。

ここで先生にバトンタッチ。先生が「音を整えて弾くためにどんな練習をしたの?」と尋ね、子供Hが答えあぐねていると、「たとえばゆっくり弾くとかした?と聞かれ、「はい」とうなずいていました。 じゃあ、ゆっくり弾いてみようと言われ弾いてみたけれど、やっぱり音がきちんと整わず、残念な感じ。 先生から、すごくゆっくり弾くのは、一音ずつすべての音を集中して聴いて弾くためで、それを繰り返すことで、速く弾いてもどの音も気をつけて弾くことができるんだよ、と言われました。 そして、いい加減な練習をしても、何にもならないから、集中して、そしてもっときちんと弾けるようになろう。頑張ってやる練習が何か成果を生むように、と言われました。

つぎに、ヴィラ=ロボスの「小さなお姫さまの踊り」。 この曲は、A-B-A-C-Aという構成なので、Aだけがさっさと上達して、BとCはまだいまいちという感じでした。 これもまた、教育実習?の人から、最後の音はスタッカートだけどフェルマータ(フランス語では point d'orgue)も付いているので短過ぎないようにというのと、Aだけ弾けるからAだけ速すぎるけれどちゃんと全体のテンポを守るように、そして、Cの部分は左手のメロディをちゃんと歌うように言われました。

先生からは、両手で練習するだけでなく、もう一度片手ずつ「ゆっくりと!」しっかり練習するように、またスタッカートが手首ではなく前腕どと動かしている感じなのをなおすように言われました。

私から見ても、ここしばらくはあまり上達していなさそうだったのですが、今週はついに先生からもっといい練習をしないといけないよ、と言われた感じです。 週末だけでなく、平日の夜や学校に行く前の練習の時も、私の時間の許す限り付き添って、練習の質を自分でより高められるようになる手助けをしようと思いました。


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