前回のレッスンから一週間、32回目のレッスンです。
いつものように、まずはゆっくりバナナを食べてからレッスン室に行くと、先生が一人で何か譜読みをしているところでした。 なので、いつもは前の生徒のレッスンを聴きながら気分を高めていくところが、今日は着いてすぐにレッスンが始まりました。
「今日はグリンカからやろうか」という先生の一言で、まずは先週からの曲、グリンカのハ短調のマズルカをやりました。 まだまだ不読み途中ですが、何とか最後までゆっくりと弾きました。 先生からは、左手の保持音のところは指が届く範囲ならちゃんと保持しようとか、ペダルの踏み変えのタイミングはハーモニーをよく聴いてやろうとか指示されて、来週までに左手もちゃんと暗譜してペダルといっしょに練習するように言われました。 その後、右手のメロディだけを冒頭からゆっくりと見ていって、装飾音は主音を装飾するためのものだから、主音を強調して、でもタッチは柔らかく、というのを何度も繰り返し練習しました。 そして最後に、「さてどんなことを言ったかな?」と先生に聞かれて、ちゃんと言われたことを理解しているか確認されました。 いちおうセーフ。
次に、ショスタコーヴィッチの「機械人形」(「子供のノート」Op. 69の6曲目)。 旋律はいまいち均一に弾けていないけれど、曲想の変わり目でつっかかったりせずに、弾けました。 先生からも、中間の手首を使ったスタッカートのあたりは良かったと言われました。 なので、いまいち均一じゃなかった旋律のところを、ゆっくりと、指や肘の動きを確認していきました。 先生に「家でもこうやってゆっくり練習している?」と聞かれ、「時々はやっています」と答えたら、「もっとたくさんした方がいい」と言われました。 子供Hの場合、ある程度その曲がわかってくると、細かいところを気にせずちゃらちゃらーと弾いてしまうきらいがあるので、あらゆることにちゃんと注意できるテンポでゆっくり練習するのが大事だと。
本当におっしゃるとおりで、この一週間の練習でその辺りは気になりつつも、曲全体の流れを止まらずに一気に弾いて感じることを優先してあまり言わなかったのですが、そういう見なかったことにした部分は必ず指摘されますね。 先生の言ったことは子供Hにも響いたようで、夕食の後に早速、先生に言われたことをちゃんと気をつけながら練習していました。 この調子で一週間頑張ったら、来週はどんな感じに弾けるかな。