前回のレッスンから一週間、62回目のレッスンは、今年度最後のレッスンです。二年目の一年もあっという間に終わりました。
先週から始めたショパンのイ短調ワルツ(遺作)、まだ全然弾けていないけれど、一週間で頑張ったねと言われたあと、「他の人の演奏は聴いてみた? 速さはどうだった? もう少し速かったのなら、試してみようよ」とか言われながら、必死に弾いていました。
また、先週の宿題でもあるけれど、左手を暗譜でしっかり弾けるように言われました。
そして、ロマン派の曲ではテンポ・ルバートがとても大切だから、曲に合わせたテンポの変化、ニュアンスの変化を意識してと言って、先生が弾いてくれた演奏がいきいきとしていて、子供Hも目を丸くして聴いていました。
さて、夏のヴァカンスの宿題は、このショパンのワルツと、プロコフィエフの子供の為の音楽 Op. 65 から「タランテラ」、そして、ドビュッシーの「子供の領分」から「小さな羊飼い」の三曲になりました。 「タランテラ」は、蜘蛛に刺された痛みで踊りまくる強くリズミカルなメロディーで始まり、途中で毒が回ってハイになって明るく歌ったと思えば、またさらに痛くなってアウフタクトを伴って最初のメロディーに戻って、最後はあえなく昇天、みたいな曲で、子供Hの好きそうな曲。 「小さな羊飼い」は、単旋律のイントロダクション、付点のリズムのメロディーがセットで繰り返されながら、おはようからおやすみまで、という感じの曲で、譜読みも大変そうだし、リズムがしっかりしないとぐだぐだになりそうで、子供Hの苦手な曲にも思えるけれど、さてどうなりますか。