前回のレッスンから夏休みを挟んで二ヶ月ぶり、63回目のレッスンは、今年度最初のレッスンです。
夏休みの三曲の課題曲のうち、まずはショパンのイ短調ワルツ(遺作)から。 家で練習するときはいつもリピートは全て繰り返して弾いていたけれど、今日は全く繰り返さずに弾いていました。 繰り返さない時は、たいてい「一回目がうまく行ったので二回目を弾いて間違えるのが嫌」か、もしくは「しんどいから早く終わりたい」のどっちかっぽいけれど、今日は久しぶりのレッスンで緊張して後者ではないかしら。
一通り弾いた後、まず、一拍目でペダルを踏みかえるタイミングが少し早くて前の小節の三拍目の音が混ざるのは気をつけるように注意されましたが、それ以外はよく練習したね、と言われて、そこで先生から今年度の概要についてお話がありました。
今年度は、コンセルヴァトワールに入学して三年目なのですが、子供Hは「第一課程の二年生」としてピアノ科に入学したので、今年度は「第一課程の四年生」ということになります。 そして、第一課程は三年から五年で修了するのが目安なので、四年生である子供Hは、今年度の最後に第一課程の修了試験(かつ第二課程の入学試験)を受ける予定だとのこと。 弾くのは、試験の一ヶ月半くらい前に発表される課題曲(複数から一つ)と、自分で選ぶ一曲の二つで、コンセルヴァトワールの先生達と学長と、外部の審査員による採点だそうです。
そういうわけでか、今日のレッスンはこれまで以上に厳しいというか、さらに上のレベルを求められるレッスンに感じました。
ショパンについて、レッスンで指摘されたことを箇条書きに。
続いて、プロコフィエフの子供の為の音楽 Op. 65 から「タランテラ」。 「暗譜で弾きます!」と元気よく宣言して弾き始めたけれど、いつもより随分速く弾いてしまって、右手に左手が追いつかなくなったりしてしまいました。やはり久しぶりのレッスンで緊張して…なのかしら。
でもまあ、まずは「よく頑張ったね」と言ってもらえて、その後いろいろと指摘されました。
じゃあ最後に、ドビュッシーの「子供の領分」から「小さな羊飼い」といくところだったのですが、すでにソルフェージュの授業の時間になってしまっていたので、来週に持ち越しになりました。 三曲の課題曲の中で、ドビュッシーが一番よく弾けていたのでちょっと残念。
帰ってきてからも、夕食後に今日のレッスンで言われたことを思い出すように練習していて、前よりも細かいところに気を配りながら練習していた気がします。 この調子で、いつも良い練習を自分でできるようになってほしいな。