Kaekoさんから、いま(グラス)ホッケーの日本男子代表がフランスに来ていて、日本対フランスの試合を見にいかない?と誘われたので、うちから2kmくらいのところにあるホッケー場に観戦に行ってきました。
今回Lilleで行われているのは、来年のワールドカップ出場国を決める予選最後のプレーオフだそうで、フランス、イタリア、日本、パキスタン、ポーランド、ロシアの6カ国が対戦して、優勝した1チームだけが来年のワールドカップに出場できるという狭き門です。
日本・フランス戦なので、地元のホッケーっ子たちがたくさん来ていて、ホッケーってこんなに人気のスポーツだったのね!と驚きました。 で、わけもわからずに適当に座ってみたのですが、どうやらフランスサポーターのど真ん中だったみたい。 試合開始前の国家斉唱で、地響きが起こりそうなラ・マルセイエーズを聞いて、おぉかっこいい!と震えながらも、ものすごいアウェイ感たっぷりです。
確か、日本はこの試合に勝つか引き分けで決勝で、フランスは2点差以上で勝つと決勝、という条件で始まったので、実はものすごく大事な試合です。 前半しばらくすると、日本が先制点を取りました。 「おぉ!!!!」と喜びを爆発させたあとで、はっと気づいて「あ、ここフランスサポーターのど真ん中。。。」と肩身狭く小さく国旗を振ったりしたのですが、まだ始まったばかりだし、まわりの人も「よかったわね、あなたの国が先制よ!」みたいな和やかな雰囲気でした。
前半終了時点で2対1と日本がリードです。 うっかり座っていた場所は、選手やグラウンドを間近に見られていい場所だったのですが、さすがにちょっと気まずかったので、ハーフタイムの間にKaekoさんたちがいる場所に移動しました。 ここは、ちょうど日本ベンチの裏で、ここならホームっぽい感じです。 子供は、「日本チャチャチャ!」と言ったり"Allez! Les bleus!"(Les bleus = 「青」はフランス代表の愛称)と言ったり、忙しくどっちも応援してました。
後半は両チーム1点ずつ入れて、結局3対2で日本が勝利です! 試合が終わって笑顔でベンチに引き上げてくる選手の人が、「応援してくれてありがとう!」という感じで手を振って応えてくださいました。
翌日の決勝では残念ながらパキスタンに敗れてしまったのですが、今回の出場国の世界ランクは、パキスタン7位、日本14位、フランス17位、ポーランド22位、ロシア23位、イタリア26位なので、日本がフランスに勝ったのも、決勝で日本がパキスタンに敗れたのも、まあ順当な結果といえば順当な結果です。 でも、決勝まで行きながらワールドカップ出場権を得られなかったのはとても残念でした。