2013-01-22 [長年日記]

_ [Music][Conservatoire] コンセルヴァトワールのレッスン 11 / La 11ème leçon au conservatoire

前回のレッスンから一週間。11回目のレッスンです。 子供Hは土曜から月曜までずっと体調を崩していて、あまり練習できなかったので不安です。

今日もモーツァルトから。だんだん良くなっているので、それに応じて受ける指示もだんだん細かくなってきました。 軽やかに弾く部分で手首を使いつつ指も活き活きと動かして、かつリズムがきちんと整っているのを確認するようにというのと、ソレシレミレファレラレミレ…みたいな音形で、ソ・シ・ミ・ファ・ラ・ミと旋律を浮かび上がらせるようにと言われました。

つづいて、プロコフィエフのHistoriette。途中で左右入れ替わるメロディと伴奏のバランスもよくなってきて、まずは先生の「悪くないね」をゲットです。 でも、伴奏の音形に注意が行き届かずに、リズムがいまいちだったり、アーティキュレーションがまちまちだったりするのを指摘され、どの音もはっきりと弾くようにというのと、あとは音階っぽい音形のところで人差し指や親指の形を注意するように言われました。 まだ筋力が十分でない子供の場合、指先の関節が逆に反りやすいので、そうならないように曲げて弾くのを意識するようにと。 あと "Main et doigts résistants." とノートに書いてあるけれど、これどういう話だったかな。。。どの音もはっきり弾くために、ちゃんと指で鍵盤の抵抗を感じるように、とかそういう話だったっけ?

レッスンを重ねるごとに、どんどん細かいことを指示されるようになっていますが、これは決して欠点を全て列挙するという感じではなく、どういうところを「自分で」意識して弾くのが大切かを教えられているように思います。

先生が指摘するところの多くは、日々の練習を横で聴いていて私も気になることもあるのですが、今はそこまで要求するのは酷だろうし言いすぎてもモチベーションが下がるかな、とスルーしてしまいがちです。しかし、やはり先生はそのあたりは妥協しないし、私も勝手に子供のできそうなことの上限を想定するのはよくないことだな、とちょっと反省しています。

さて、ピアノのレッスンと並行して受けている「歌とリズム」の授業は、先生から「子供Hはすでに楽器もやっているし、十分に知識があるから上のクラスに移る方がいい」と言われていて、上のクラスに二回お試しで参加させてもらって、やっぱりその方がいいねとなって、来週から上のクラスに移ることになりました。 もともと、「歌とリズム」の授業のクラス分けのときに子供Hが内気すぎてあまり喋らなかったので、実力もよく分からないし年齢の近い子と一緒の方がやりやすいだろうしと、とりあえずは下のクラスから始めてみて様子を見てどうするか考えましょうという話でしたが、こんな風に生徒一人一人にあわせて柔軟に対応してくれる環境で良かったと思います。


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