2013-04-30 [長年日記]

_ [Music][Conservatoire] コンセルヴァトワールのレッスン 20 / La 20ème leçon au conservatoire

前回のレッスンからバカンスを挟んで三週間ぶり、20回目のレッスンです。もう20回?と言うべきか、まだ20回だけ?と言うべきか。

今日は子供Hが学校から出てくるのが遅くて、普段より15分くらい遅くコンセルヴァトワールに着くと、いつも前のレッスンの生徒の人が建物の前にいたので、これは遅刻かも?と思ってレッスン室に駆け込むと、別の生徒のレッスン中でした。 レッスンのスケジュールは、生徒の事情にあわせて柔軟に対応してくれるのかも知れません。 ちなみに彼女が弾いていたのは、楽譜にアルファベットとキリル文字でソナタ第三番と書いてあったのが見えたので、たぶんプロコフィエフのピアノソナタ第三番(←これを書いているのが6日後なので、いまいち記憶に自信が無い)。

さて、子供Hのレッスンが始まって、まずはハチャトゥリアンのスケルツォから。 先生が「今度の発表会はドビュッシーを弾こうと言っていたけれどハチャトゥリアンも弾く?」と尋ねると、子供Hは元気に「うん!」と答えて、どっちも弾くことになりました。ですよねー。 この曲の楽譜から物語を考えてくるという休暇中の宿題は、いたずら好きの妖精が魔法使いの家に行って…という物語を絵日記風にして、それを楽譜の左右に貼り付けて絵を見ながら弾けるという、という仕上げで、先生にも楽しんでもらえたかな。 前回のレッスンで指摘されたフレージングや左右のバランスはずいぶんよくなって、最後ゆっくり小さく消えていくところも褒められました。 でも、もう少し速く、もっと強弱のニュアンスの差を大きく、特に曲想が切り替わるところのアクセントはもっと大胆に、と言われました。 前回のノートでは𝅘𝅥.=72だったけれど、今回は𝅘𝅥.=88で練習するように。

つづいてドビュッシー。 休暇中の練習で、上昇していく音型の最後でもペダルを踏んで響きを豊かにするように練習していて、そこの響かせ方がいいねと言われました。 ただ、左手が右手の上を飛び越えながらオクターブ跳躍するところが、止まって弾きなおしたりはしなかったけれど、ミスタッチしまくりでボロボロだったので、ちゃんと左手が移動する場所をよく見ながら、正確にゆっくり練習するようにと。 でも、全体的なテンポは褒められました。 そして、来週は発表会前最後のレッスンだから、ちゃんといい演奏を聴かせてねと言われて、今日のレッスンはおしまい。

発表会は、日本語学校の友達も来てくれそうで、子供Hもさらに気合いが入って…くれるはず。

ところで、先日の旅行中に車の中でリストのCDをいろいろ聴いて、ゆうなはコンソレーション(慰め)の第3番が気に入って、「かずひこくんもこういう曲を弾いてよ」と言われたので、最近はコンソレーション第3番を練習中。あまりに有名曲すぎて「チャラいわー」と言われそうですが、弾いてみてもやっぱり素敵な曲。 ちなみにゆうなは、デンマークの作曲家ニールセンのフルートとハープのための小品「霧が晴れていく」を吹いています。 一度二人でピアノと一緒に演奏してみましたが、これもとても美しい曲。 さて、どちらも6月の発表会に間に合うかしら。


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