2013-06-27 [長年日記]

_ [Music] 音楽会 / L'audition de musique

子供Aの演奏子供Hの演奏かずひこの演奏

今日は、子供たちのピアノの先生主催の音楽会でした。 プログラムは大半はピアノの曲ですが、フルートの女の子が一人、コンセルヴァトワールのチェロの学生の男の子が一人参加して、賑やかで楽しい音楽会でした。

今回の会場は、リールにある教会の修道院の食堂で、そこにある1920年代に作られたフランスのガヴォー社の小型のグランドピアノ(奥行き1.5mくらい)を弾きました。

子供Aは、トンプソンの「小さな手のためのピアノ教本」から「月の世界」と「がちょうとかえる」を私と連弾で弾きました。 以前は一音ずつぽつぽつ弾いていたのが、今回はちゃんとレガートで弾くところは音をつなげて弾けるようになりました。

子供Hは、ヘラーの練習曲 Op. 47-8と、プロコフィエフのマーチ Op. 65-10をソロで弾いて、つづいてラヴェルのマ・メール・ロワから「眠れる森の美女のパヴァーヌ」を私と連弾で弾きました。 ヘラーの練習曲は、ここしばらく一音ずつ集中してゆっくり弾く練習を根気よく続けた甲斐があって、これまでになく上手に弾けました。 プロコフィエフのマーチは、緊張からか冒頭でループしちゃって、それでしばらく動揺した感じになったのがもったいなかったけれど、後半は立てなおして堂々と弾けました。 ラヴェルの「眠れる森の美女のパヴァーヌ」は、静かに、でも綺麗にメロディを弾いて、良かったんじゃないかな。

私は、ゆうなのリクエストで、リストのコンソレーション(慰め)の第3番を弾きました。 仕事帰りのサラリーマンが弾いているみたいな動画を置いておきますので、演奏はともかく、1920年代の家庭向けピアノの音の一例としてご笑覧ください。 ちなみに、余韻が消える前に空気を読まずに拍手をしているのは子供Hです。

さて、次は何を弾こうかな。


トップ «前の日記(2013-06-25) 最新