2014-09-23 [長年日記]

_ [Music][Conservatoire] コンセルヴァトワールのレッスン 64 / La 64ème leçon au conservatoire

前回のレッスンから一週間、64回目のレッスンです。

今日も、ショパンのイ短調ワルツ(遺作)から。冒頭から、集中して丁寧に弾いていました。 先生からも、まずは「とてもいい、とても綺麗だし、ルバートもよかった」と言ってもらえました。

  • 左手が、まだ時々強すぎる。特に、3拍目だけが強かったりするときもあったけれど、むしろ3拍目はさらに小さく弾くつもりで。
  • 左手の跳躍は、前の音を弾いてすぐに腕全体がすばやく動いて、その分、次の音を余裕を持って正確に弾くように。
  • ペダル、前よりよくなったけれど、まだ時々前の小節のメロディーの音が残って濁っている。

そして、「うーん、来週、もう一度聴かせて」と言われました。 やはり今年度は、「まだよくなるはず」という余地があれば、ちゃんとよくなるまで徹底的にやるみたいです。

続いて、プロコフィエフの子供の為の音楽 Op. 65 から「タランテラ」。 今日も、普段より速く弾いてしまっていたけれど、それでも先週よりは少しましなテンポで、その分、乱れも少なく、先週に指摘されたことがそれなりに改善されていました。 先生からも、「いいね、よく頑張ったね」と言われました。

  • 特に左手が、まだ均一に弾けていない。今よりさらにはっきりとした音で。
  • 前の音の指を離す前に次の音を弾いて音が重なって弾いてしまうところ、一度スタッカートで弾いてごらん。
  • その弾きにくそうなところは、楽譜に書いてあるこの指使いの方が、弾きやすいはず。
  • それなりに上手く弾けても、小さな間違いをそのままにせずに、ゆっくりと正確に弾く練習も大事。

そして、この曲も「うーん、来週、もう一度聴かせて」と言われました。

この時点で、次のソルフェージュの授業まであと10分、先週に時間がなくて弾けなかったドビュッシーの「子供の領分」から「小さな羊飼い」を一回でも弾ける!と思ったけれど、なぜか子供Hは先生にツェルニーの楽譜を見せはじめて、「何か一つ選んでください」みたいな雰囲気になって、Op. 599-89をやることになりました。右手の音階とアルペジオで指を広げる練習と、ついでに左手はリズミカルな伴奏、みたいな曲です。

あとで子供Hに「どうしてあの時にツェルニーの楽譜を出したの?」と聞いたら、「練習の最初に何か練習曲をやったら、もっと上手に弾けるようになるかなと思って」だそうで、自分なりにいろいろ考えているみたい。

最後に、先生が「新しい曲も一つ選ぼう」と言って、おなじみの Bach à nos jours (vol. 4A) の楽譜をパラパラとめくりだすと、子供Hが「僕はこれがいいんじゃないかなと思います」と言ってページを開いた曲が、マルティヌーの曲集「マリオネット」の第一巻の一曲目、「コロンビーナの踊り」。 先生が「これもワルツだけどいいの?」と聞いたら、「うん!」と答えたので、これになりました。 マルティヌーらしく、調性がうつろいながら流れていく綺麗な三部形式の曲です。 それにしても、あれだけショパンのワルツで大変な思いをしているのに、勇気があるなぁと思いましたが、これも自分なりにいろいろ考えているということなのでしょう、きっと。

というわけで、以前からの三曲がどれも終わっていないのに二曲追加されて、今週の課題曲は全部で五曲。大丈夫かしら。。。


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