前回のレッスンから一週間、67回目のレッスンです。
まずは、ツェルニーの練習曲Op. 599-89から。 先週ボロボロだったので、正確にゆっくり、そして正確なまま少しずつ速く、という練習を一週間ちゃんとやってきたので、ずっとよくなりましたが、ちょっと慎重に弾こうとしすぎていた感じ。 先生からは「テンポが一定じゃないね」と言われ、もう一度弾きなおしたら、今度はちゃんとできました。
続いて、ショパンのイ短調ワルツ(遺作)。 これまでよりはずっと良い出来で、先生からも「いいね!」と言ってもらえました。 その上で、「テンポ・ルバートもいいし、よく歌えている。ただ、右手のメロディが、時々まだもう少し前に出てきていない時がある。左手を控えめに弾くことで、右手はそんなに大きくなくても十分に映える。もう一度冒頭を弾いてみよう」と言われて、弾きなおすとさらに良くなって、「そう! さっきとの違いは自分でもちゃんと分かる? それを、自分で集中して自分でやるように」と言われました。 最後に、「ブラボー!」と言ってもらえて、ようやくこの曲も「置いておく」になりました。 子供Hも、「これでケーキをゲットだね!」と満面の笑みでした。
そして、ドビュッシーの「子供の領分」から「小さな羊飼い」。 この曲も、良くなってきてはいるけれど、例えば冒頭などの右手の単音で弾くところで、レガートが甘かったり、急に音が大きくなったりしてしまいました。 そこで、ppでレガートのところを取り出して、音色とタッチに気をつけながら何度も繰り返し練習しました。 そして、先生に「この曲はもう少し続けよう。自分でもっと音色を意識して、練習するように」と言われました。
ドビュッシーの練習の途中で、すでに次のソルフェージュの授業が始まる時間になってしまったのですが、今日は秋のヴァカンス前の最後の授業なので、ちょっと延長して、ヴァカンス中の宿題の曲を選びました。 一つは左手の練習にツェルニーの練習曲Op. 599-92。もう一つは、チマローザの変ロ長調ソナタ R.23の第三楽章のAllegro。チマローザは、モーツァルトの7年前に生まれたイタリアの作曲家で、子供Hにとっては久しぶりのバロックで楽しみです。