ふぇみにん日記
2012-05-09 [長年日記]
_ [France] 弊社社員が左派を支持する理由 / Pourquoi mes collègues sont pour la gauche.

今日は、会社で誕生日パーティーをしました。 今年は大台記念ということで、ゆうなが子供たちと一緒に押し寿司とか唐揚げとかを会社までケイタリングしてくれて、例年よりいっそう賑やかなパーティーになりました。
その席で、うちの社員ってどうして左派を支持する人が多いの?と同僚に聞いてみました。
- HADOPI法(フランスの不正ダウンロード取り締まり法案)に左派は反対しているから
- 左派の方がフリーソフトウエアの採用に積極的だから
あとは、(私も含めて)外国人社員がそれなりにいるので、移民を排斥したり外国人憎悪を煽るような発言をする候補者を支持するわけがない、という理由もありそうです。実際、サルコジ氏のおかげで、外国人社員の採用にまつわる苦労が年々増えていましたし。
2012-05-08 [長年日記]
_ [France] 誕生日などの祝賀会 / La fête de mon anniversaire etc.

今日は、私の40回目の誕生日でした。 日本時間で誕生日を迎えた昨日の夕方あたりから、Facebookでいろんな方が返事が追いつかないほどメッセージをくださって、本当にありがとうございます。
5月8日はフランスでは第二次大戦の戦勝記念日の祝日でもありますし、さらに今年は一昨日の大統領選挙でのオランド氏が当選したこともあり、それらもろもろをあわせて、友人たちも呼んで家で祝賀会をやりました。
ケーキのロウソクを吹き消したあと、"discours! (スピーチ!)"と言われて、すでに酔っていたのであまり覚えていないけれど、たぶんこんなことを言ったはず。。。
Merci, merci d'être venus. (来てくださって、ありがとうございます。)
Aujourd'hui je suis très content, parce-que c'est mon anniversaire. C'est la première raison. (今日、とてもうれしく思います。私の誕生日だから、というのが一つめの理由です。)
Deuxième raison, c'est parce-que vous, les français, avez choisi le nouveau président, le nouveau gouvernement. (二つ目の理由は、あなた方、フランス人が、新しい大統領、新しい政府を選んだからです。)
Vous avez bien choisi le gouvernement de la justice et le gouvernement pour la jeunesse. (公正な政府、若者のための政府をちゃんと選んでくれました。)
Merci. (ありがとうございます。)
この「公正な」というのと「若者のため」というのの二つは、オランド氏が地元Tulleでの勝利演説でこの二つで自分の仕事を評価してほしいと言っていたのが強く印象に残っていたので、そこから拝借しました。 ついでに、「とてもうれしい」というのは、オランド氏の勝利というかサルコジ氏の敗北を受けて感想を問われたメランション氏のインタビューからの拝借です。
(上記のオランド氏の勝利演説の日本語・フランス語は、「村野瀬玲奈の秘書課広報室 | フランス新大統領フランソワ・オランド氏の勝利演説 (2012年5月6日、テュル)」をどうぞ。そこではjusticeは正義と訳してありますが、オランド氏が選挙期間中にさまざまな点での平等について熱く語っていたところから、ここでは私は「公正」と訳してみました。まあ、私のスピーチも原文はjusticeなので、ここでの訳も参考に過ぎません。)
他にも、Facebook上で右派の「知人の知人のフランス人」と頑張って意見を交わしてみた話とか、左派の友人と今後のフランス政治のゆくえについて意見を交わしてみた話とかもあるのですが、つづきはまた今度。
何はともあれ40歳になりました。 40歳というと、ずいぶん前に、「40歳は不惑とか言うけど、俺なんか全然惑いまくりやわー」「あほ、何いうてんねん。あれは孔子さんですら、40歳になってやっと惑わなくなったっていう話やねんから、お前なんかまだまだ惑いまくりで当たり前じゃー」みたいな会話を聞いたような気がします。 一方で私は、ある意味、20歳くらいからずーっと惑わずにこんなんのままですみません、という感じですが、みなさま今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2012-05-06 [長年日記]
_ [France] 新しい大統領、最高の誕生日プレゼント / Le nouveau président, le meilleur cadeau pour mon anniversaire
今日は、フランス大統領選の決選投票の日でした。
5年前、サルコジ氏が大統領になったとき、私はフランスに来た直後のことで、まだ何のことやらよくわかっていなかったのですが、今回は違います。 選挙戦の序盤から、各候補者の意見を読んだり、演説を聞いたり、討論を聞いたりして、強い興味を持って見守って来ました。 そして、決選投票に向けてますます右傾化して排他的になるサルコジ氏に対し、フランスの団結を、そして平等を強く訴えるオランド氏の勝利を強く願っていました。
(日本語で読める今回のフランス大統領選に関する情報は、例えば「村野瀬玲奈の秘書課広報室」の一連の記事が面白いと思います)。
そして、今日、オランド氏がフランスの新しい大統領になりました。フランスに住む、一人の外国人として、一人の移民として、そして一人のヒューマニストとして、心から喜んでいます。
全体ではオランド氏の得票率は51.6%ですが、私たちが住んでいるLilleでは、オランド氏の得票率は62.4%でした。あらためて、いい街に住んでいることを実感します。
そんなわけで、もうすぐ誕生日を迎える私にとって、最高のプレゼントをもらった気分です。いま住んでいるこの国が、より一層好きになりました。すべてのフランス人に感謝の気持ちをおくります。
ちなみに、ふつうのプレゼントはほしい物リスト@amazon.co.jp、Envies Cadeaux@amazon.frをご覧くださると幸いです。:) ただし日本の方は配送先を実家にしているので、おそらく7月まで私が手にすることができないのをご了承ください。
2012-04-21 [長年日記]
_ [Music] 調律の道具を買いました / J'ai acheté les outils pour l'accordage de piano.

大学時代に、室内楽のサークルで調律師さんにチューニングハンマーの使い方とかピアノ弦の張り方とかを教えてもらって、おかげで調律の狂ったピアノの音を聞くのが耐えられない体になってしまったのですが、うちのピアノも音の狂いが気になったときに自分ですぐに直せるといいかなと思い、いつものピアノ屋さんで調律の道具を買ってきました。
私がこれまで見ていた調律では、はじめに長いフェルトをそれぞれの音の真ん中の弦だけが鳴るようにはさんで調律していく方法だったのですが、今の調律師さんは写真の左下の櫛形のゴムでそれぞれの音の右端(または左端)の弦だけが鳴るように調律していて、それが便利そうだったので私もそれを買ってみました。 真ん中の弦の音を基準にして左右にコピーする前者の方法と、左端の音を基準にして真ん中にコピーしてさらにそこから右にコピーする後者の方法とでは、後者の方が難易度が高そうな気もしますが、まあものは試しということで。
あとは、フェルトウェッジとゴムウェッジを一つずつ買ってきたのですが、それぞれもう一個ずつくらいあったほうが便利だったかも。
そういえば、ピアノ屋さんでチューニングハンマーを買う時に、ちょっと試してみる?と言われて、たまたま横にあったスタインウェイを指さされたときは、さすがにちょっと遠慮して、ハンマーを差し込んで握った時の柄の長さと力の入れやすさの感じを見ただけで音はいじりませんでした。
買ってきてさっそく、いくつか気になる音をいじってみたのですが、チューニングハンマーを使うのが久しぶりすぎて、勘を取り戻すのに苦労しました。 あと、以前からすぐに狂うなと思っていた音は、やっぱりチューニングピンがゆるそうな感じだったので、その音はあまり頑張らずに今度調律師さんに相談してみることにします。
「楽譜の風景 ~ ピアノ演奏の科学的アプローチ&面白楽譜達」の「簡単で音楽的なピアノ調律に挑戦 ~ バッハ、ベートーヴェン、ショパン時代の調律なら自分でできる」がなかなか興味深いのですが、いま弾いている曲の年代がスカルラッティからストラヴィンスキーまで広いと、平均律以外の調律にするのは当面は無いかなぁ。 でも、このページで紹介されているチューナーは良さそうです。
_ 村野瀬玲奈 [はじめまして。私の記事に興味をもっていただきましてありがとうございます。これで終わりではなく、オランド氏の政治が成功することをいっしょに強く願い続け、応援しましょう。フランスのために、ヨーロッパの..]
_ かずひこ [ツッコミありがとうございます! 今日も、バイルー氏の演説を聞きながら、オランド氏への投票を表明した直後に会場がざわついて拍手がおきそうになったのを一言 "S'il vous plaît" と静か..]